Java Silverの取得を迷われているエンジニアもいるのではないでしょうか。
基本的に、転職を有利に進められるなどのメリットを資格に求める人が多いです。そのため、Java Silverを取得しても、転職が有利にならなければ、合格してもあまり意味がない、自分には必要がないと感じる人もいるでしょう。今回は、Java Silverを取得することで転職を有利に進められるのかをご紹介するので、取得を迷われている方は参考にしてください。
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Java Silverは国際資格
まず、転職が有利になるかを知る前に、Java Silverの概要についてご説明します。Java SilverはOracle社が提供する国家資格です。主にJavaの知識がどのぐらいあるのかを測るために実施されており、難易度にはBronze、Silver、Goldといった3つの種類があります。
Java Silverには受験資格がなく、誰でも受験することが可能です。出題数は77問で、65%正解すれば合格することができます。
Java Silverを取得するメリット
Java Silver取得には数多くのメリットがあるので、転職を有利に進めることが可能です。では具体的にJava Silverを取得することでどのようなメリットを得ることができるのでしょうか。
Javaに対する知識のアピールになる
メリットのひとつに挙げられるのが、Javaに対する知識をアピールすることができる点です。
基本的に、資格がない人が客観的にJavaの知識をどのぐらい有するのか示すことは難しくなります。たしかに、企業側がテストなどを設けてくれるのであれば、転職活動をする時に、企業側に対して自分の知識を客観的に示せます。
しかし、すべての企業で知識を測るための試験が実施されることはありません。そのため、資格がない人は転職をする際に客観的に自分の能力を相手に伝えることができないので不利になります。
一方、Java Silverの資格取得者は、資格があるだけでどのぐらいの知識があるのか相手側に示すことは容易です。企業側も能力を理解しやすいので、転職に有利に働く可能性は高くなります。
会社によっては資格手当がでることも
資格手当を支給してもらえるという点もメリットです。つまり、資格を取得すれば、給与アップを狙うことができます。
実際に転職を検討している人の中には、現在の給与支給額に不満を持っている方もいるでしょう。資格を取得すれば、自分が満足できる給与額までアップさせられる可能性があるので、転職する必要がなくなる人もいます。
しかし、すべての企業で資格手当がでるわけでありません。また、支給額に関しても企業で大きな差があるので、給与アップのためにJava Silverの資格を取得しようとしている人は、お勤めの企業に資格手当制度があるのかお伺いすることをおすすめします。
他の言語資格よりメジャーである
Java Silverはほかの言語資格よりも認知度が高いので、その点にもメリットを感じられる人は多いでしょう。認知度が高いと、その分多くの人がJava Silverという資格を知っているということになります。そのため、転職活動をする際に、Java Silverの資格があれば、有名な資格になるので、好印象を持って頂ける可能性もあります。そのため、Java Silverは転職活動を有利に進める武器として使うことができるでしょう。
ワールドワイドに評価される
Java Silverを取得していれば、ワールドワイドに評価を受けることができます。IT企業は日本だけでなく、世界中に存在します。そのため、日本人エンジニアの中には外資系企業や海外の企業で勤める人も少なくありません。実際に転職を検討している人の中には、海外で働きたいと思われている方もいるのではないでしょうか。
もし、海外で働きたいエンジニアがJava Silverを取得したら、ワールドワイドに評価を受けることができるため、外資系企業や海外の会社へ転職できる可能性が高くなります。そのため、海外勤務を希望するエンジニアも、転職活動時にメリットを得ることができるでしょう。
転職時における注意点
Java Silverを取得することで、転職活動を有利に進められることが理解できたでしょう。しかし、同時に注意点もあるので、注意点を知った上で、取得を目指したり、転職活動をしたりすることをおすすめします。
Silver保有者は開発者としての役割が期待される
基本的に、Java Silver取得者には開発工程を任されることが多いです。言い換えれば、上流工程を担当することは少なくなっています。そのため、上流工程を担いたい、出世したいと考えている人にとって、Java Silverは十分な資格とは言えません。
一人で仕事を任せられ得るほどの評価はない
基本的にJava Silver保有者がプロジェクトを1人で任せる企業は少なく、チームで開発に携わることになります。そのため、Java Silverに合格しただけで、エンジニアとしてものすごく高い評価を受けることは難しいでしょう。
試験で学んだことが実務で使えるとは限らない
Java Silverに合格して転職できたとしても、試験勉強で得た知識を実務で活かせられるとは限りません。そのため、実務をスムーズにこなすためには、試験で問われる知識以外のスキルも学ぶ必要があるでしょう。
まとめ
Java Silverの資格は転職する際の武器として活用することができるでしょう。転職は、簡単に行えるものではありません。そのため、転職を検討している人は、Java Silverを取得してから転職活動を開始してみてはいかがでしょうか。