【ランサーズ フェロー山口豪志氏 特別寄稿】ワークスタイルの変革が起こる

ワークスタイルに変革が起こる

 
「好きで活きて得意で稼ぐ」週2日〜IT仕事紹介「PROsheet」ブログ担当のたぐちです。

本日は、クラウドソーシング大手、ランサーズ株式会社フェローの山口豪志氏による特別寄稿をお届けします。
先日サンフランシスコに渡航された山口さん。話題のスタートアップやIT企業も多く集まる今一番ホットな街サンフランシスコで感じた「新しい働き方の可能性」について、語って頂きます。

意外にも静かな街、サンフランシスコ

Hello!(ハロー)

サンフランシスコに初めて来て大変驚いた事は、坂道の多さと気候の良さです。
現在、11月ということでもっと寒いのかと思っていたのですが、10℃前後で暑くもなく寒くもなく、また、湿度も乾燥しているので、とても過ごし易いです。

サンフランシスコ

なるほど、人が住むには良い気候であると感じるとともに、ココは幾多の世界企業の発祥の地とは言え、東京やニューヨークのような街に比べると驚くほど静かで田舎っぽいという印象を持ちました。
Apple、Google、Facebook、Twitter、Githubなど、Tech系の企業のメッカであり、今も多くの起業家を魅了して離さない地であるのに、です。

さて、今回は、お世話になっているPROsheet中川氏の要請を受けて、「自由エンジン」に寄稿をさせていただきます。

サンフランシスコに見る「働き方」の現在、そして未来

今回サンフランシスコで感じた大きな“新しい働き方”の流れは2つあります。

1つ目は、『プロの仕事がノンプロ化する』ということです。

Uberという、タクシーを呼べるアプリケーションをご存知の方は多いでしょう。彼らは、タクシーをスマートフォンのアプリケーション上で気軽に呼べる事、が強みであるだけではないのです。日本では、タクシーは限られた専門業界でありますが、USでは一般の人が自分の車で[Uber]を始めます。いわば、“素人”です。

※Uber-Xというものです。
参考URL:https://medium.com/@goro56/uber-x-b36a4edc6e9f

Uber

日本向けアプリでもUberは呼び出す事が出来ます。

今までのタクシー事業者は自社の車を貸し、運転手になるプロを採用して、タクシー業を営みます。ただ、[Uber]では、車を持っている個人、ノンプロが申請をすればタクシー業を始められます。ノンプロがプロと同じようにタクシー事業を始められるという訳です。

Uber

今までのタクシー業者は、[車数][プロドライバーの数]によってビジネス規模が固定されていました。そこに、[車数=その地域の車の数][プロドライバーの数=やりたい人数]となることで、需要と供給のバランスが取られます。Uberのアプリ上では、需要が高まると距離辺りの単価が相対的に高くなるという設定になっており、常に受給のバランスを最適化しているのです。

これは、“働き方”という見方において、大きな変化をもたらします。

今まで対面の採用面談にて採用者の定性的な視点に寄っていた判断軸は、車を持ち/働く意志があるヒトであれば、ほぼ全てのヒトが実施できるのです。

Uber

Uberを利用して乗車した車内にて。

また、各ドライバー個人の情報がUber上にたまって行くので、常にクライアントである乗車客にサービスをチェックされる環境になります。

個人がタクシー業を気軽にいつでもはじめることが出来る、それは個人が仕事内容を能動的に決めることができるという、スゴい可能性が秘められています。

2つ目は、『スペシャリストのマネジメントビジネス』の勃興です。

プロスポーツ選手の世界をイメージしてもらえば分かり易いと思いますが、その道のプロはその道を極める事にすべての時間とリソースを使います。

プロスポーツ

その時に、補助的な作業(たとえば、経理会計業務、スケジュールの管理、旅程の手配など)に手間取るのは全くもったいないことです。
そのため、特殊な能力/技術を持つスペシャリストをサポートするマネジメントが必要不可欠になります。

スポーツ選手をはじめ、芸能関係者、企業経営者にはマネージャーや秘書という存在がすでに一般化していますが、/エンジニア/デザイナー/ライターなど持っておられる特殊な能力/技術を持つ方々にも、これは等しく必要になってくるサービスなのです。

スポーツ選手のマネジメントのように、エンジニアやデザイナーなど、市場での価値が高まれば高まるほど、彼らの時間やスキルを求める状況が加速し、それをマネジメントする必要が出てきます。その状況において、プロの中のプロをサポートするマネジメントビジネスの必要性が高まります。

時代の要請に合わせて、人間に求められるスキルや仕事業務は異なります。
何時の時代にも等しく起こっていたことが、今は、加速度的に変化をしています。それは明らかに情報技術革新によるところが大きく、その中心地であるサンフランシスコにおいては、その実験場としての役割を多いに果たしているのです。

SF

スタンフォード大学医学部キャンパスの視察。

この地では、日々数十をこえる新たなサービスがローンチされるとともに、同数近くが消えていきます。
多産多死の環境を生き残ったサービスが、人々の営み、そして、働き方を大きく変えて行くのです。

サンフランシスコでお話を伺った有る人の言葉が大変に印象に残りました。
『ココは天下一武道会ですよ、ドラゴンボールのね。強いヤツだけが残り、弱いヤツは消えていく。』
その言葉は非常に深い示唆に富んでいます。

未来を動かすのは自分

SF

USのスマートニュースの方々と。左から2番めが山口氏。

そして、最後に1つ。
このコラムを読んでいるアナタが、もし自分の成長をさせたいと強く願うのであれば、一度、サンフランシスコのTechHouse(日本人スタートアップが集うシェアハウス)に来てみてはいかがでしょうか。
参考URL:http://techhouse.strikingly.com/

野心的な日本を飛び出してチャレンジをしようとする日本の若者が溢れており、サンフランシスコの様々なスタートアップへの人的なアクセスもあるからです。

そこで自分の興味がある分野を見いだす“自己との対話をしてみる”のが良いのではないでしょうか。
当たり前に皆が想像出来る未来を、いつ到来させるか、それは、いつ始めるのか、そして、実現させる意思がある人がそれだけ世の中を動かせるか(お金を集められるか)に尽きると思います。

“いつかは電気自動車の社会になる” “民間企業が宇宙飛行のサービスを提供するようになる” という誰もがイメージを持っていた、ミライのサービスをイーロンマスク(創業者)が8年も前から始めていたというだけです。

アナタがイメージする将来の世界をいつ実現するか、それはアナタ自身の行動にのみ、かかっているのです。

バイ!(Bye!)

山口豪志(やまぐちごうし)氏 プロフィール

山口豪志さん

日本最大料理レシピサイト「クックパッド」を運営するクックパッド株式会社にて、広告事業・マーケティング事業の創成期から参加し、2009年の同社IPOにトップセールスにて貢献。大手食品・飲料メーカ、流通・商社、広告代理店を担当し、バリューチェーン全体を幅広くカバーした事業創造を行う。2012年より3人目の社員としてランサーズ株式会社に参画し、ビジネス開発部部長として大手企業との事業提携・協業、広告企画の販売開始などを実行。その後、社長室広報チームリーダーにて、クラウドソーシング業界の普及啓もうに47都道府県フリーランス交流会の実施、中小企業庁主催の各県のセミナー登壇など、実績多数。2014年11月より同社初のフェローとして、コーポレートメッセージである「時間と場所にとらわれない新しい働き方」を実践し、さまざまな企業のコンサルティングを行うなど活動領域を広げる。

ランサーズ: http://www.lancers.jp/
ランサーズ株式会社: http://www.lancers.co.jp/

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