「岐阜と東京でリモートでの開発は非効率かもしれませんが、我々のスタイルで今後も続けたいですね」ーサムライリンクス 代表 高見和之さん

サムライリンクスさん

「好きで活きて得意で稼ぐ」PROsheetブログ担当のたぐちです。

さて。ここ最近の働き方として、「敢えて地方で働く」という方が増えています。それは故郷であったり何の縁もない土地であったり様々です。

最近は地方に拠点を起きながらも、東京のクライアントをメインに取引されているインターネット関連企業が増えてきました。メディア運営を事業とする株式会社サムライリンクスも岐阜県に本社を置くそんな企業の一つ。代表取締役の高見さんは岐阜での生活を拠点にしながらも、月に2〜3回は営業や打ち合わせを兼ねて上京する日々を送っていらっしゃいます。

実は1年半前までは東京に住んでいらっしゃったという高見さんに、なぜ岐阜に本社を移されたのか、独立に至るまでの経緯などを今回お伺いしてきました。

飲食店の店長を経て、インターネット業界へ

__この業界に入ったのはどういうキッカケだったんですか?

2006年頃、ラピ☆ジョブという当時はまだ珍しかった成功報酬型のアルバイト求人サイトを運営している会社から「上場するから一緒に頑張ろう」と誘って頂いて入社しました。
それまでは名古屋で飲食店の店長をやっていてウェブの知識はゼロ。当時はmixiが流行っている頃でしたが、それも知らないくらいのアナログな人間で。もちろん上場が何なのかもよくわかってなかったんですけど(笑)
で、上京して入社したんですが、その1年後にアイレップに転職しました。ラピ☆ジョブに携わった1年でWebを通じて収益を立てる枠組みや構図はある程度わかったんですが、具体的にはどうやるのかっていう知識はまったくなかったので、勉強できる環境で働きたいと考えてました。
当時はアカウントプランナーという職種で既存クライアントに対して我々が何を考えて今後どのように施策を打つかっていうコンサルティングを行っていました。ある程度の水準で成果がでてくると、その成果が当たり前に感じたり、月に一度の打ち合わせだと「ちゃんとウチの仕事やっているのか?」と感じられる事が少なく無いんです。なので、「今後はこういう事を考えてますよ」っていう部分を大事にしてコミュニケーションを取っていました。
アイレップという会社にいた期間は短かったのですが、当時の上司や先輩は仕事がデキる方が多くて、自分のベースはその頃に学んだ事がほとんどですね。

25歳までに社長になりたかった

サムライリンクス

高見さん。まともな写真がほとんどありません。笑

__独立を考えたのは?

実は飲食店をやってる頃から独立を意識していて。漠然とですが、25歳で社長になろうと思っていました。それで、もうあと1ヶ月で26歳になっちゃうっていう頃に取り敢えず勢いだけで11月いっぱいで辞めました(笑) 会社を辞める時は、「子犬の販売をやる」っていって辞めたんです。
当時は本気でやろうと思ってたんですよ、9月頃からテストマーケティングして、ランディングページ作って、40日くらい広告だして、70人くらいから反響があったんですよ。まだ会社員の頃だったんで、泣けなしのお小遣いの中から女の子をバイトで雇って対応してもらってたんですけど、結果1頭しか売れなかったんですね。その1頭は会社を辞めた翌日に納品に行きました。羽田空港に届いたわんちゃんをそのまま静岡の伊豆の国市ってトコまで納品に行きましたね。で、やってみてわかったのは、やっぱり「犬を見たい」って言われる事が多いんです。そうなると、結局ペットショップを開かないといけない。開かなくても業務提携すればいいんですけど、命が在庫になるっていうのは自分としてはやりたくないと思って、それで事業としては辞めようと。それからは前職でやっていたような広告代理業やホームページの制作だとか色々やっていて、今はメディア運営をしています。

ラピ☆ジョブとの不思議な縁

3年前に、ラピ☆ジョブが非公開で売りに出てるのをたまたま知りました。それですぐに社長に電話して「いま売りに出してますよね!?」「どこで知ったんだよ気持ち悪い(笑)」って感じで。すぐにお会いして誰かに売るくらいなら、僕がやりますっていって譲っていただきました。 他にも併せて4サイトくらいあったんですけど、サテライトサイトのトラフィックが結構あったんですよ。これだったらうまくマネタイズが出来ると思って着手して、それがある程度、安定して売上が立つようになりました。リニューアルしたり、中身のシステム改修したりして約3年運用したんですが、ちょうど先月で売却したんですよ。不思議な事に、2014年7月にハローワークの求人サイト、2013年7月に薬剤師の求人サイト、2012年7月に看護師の求人サイトって一年ごとに売却してます。今はリセットしたなって感じで、これから新しい大きな事をやりたいなと思っています。

女性社員の結婚がキッカケで岐阜へ

ギフナビ

サムライリンクスさんが運営するサイト「ギフナビ」

__去年の夏まで東京にいらっしゃったそうですが、なぜ故郷の岐阜へ?

女性社員が「彼氏と結婚するから実家に帰りたい。」となって、 その子はもともと僕が岐阜から連れてきた子なんですけど、それで「もし続けられるなら仕事はしたい?」って聞いたらやりたいと言ってくれて。じゃあ岐阜に事務所を借りようと。それがキッカケですね。 僕ごと移ったのは採用の面もあります。東京の場合、人材の流動性が激しいですよね。地方の場合は、一つのところで長く勤めたいっていう人が多いので。 その社員の女の子も元々は、岐阜のアパレルブランドのショップ店員だったんですよ。でも1年も経たずに一人前に出来るようになって。やっぱり仕事ってポテンシャルもあるけど、夢中になってやる人間は強いなっていうのを目の当たりしました。素直で適正のある人材と巡り会えるかなと期待して移住しました。

__今お仕事に関わられてるパートナーの方々は、東京と岐阜の方、どちらが多いんですか?

岐阜で2人、東京で3人。あと外部のパートナー企業ですね。プロジェクト単位でコミットしてもらう形でやっているので、雇用という形態ではないです。一緒にやりませんか?ってオファーしたこともあるんですけど、距離感がこれくらいの方がやりやすいって断られちゃって(笑)ある程度一定のお付き合いがあって信頼もあるので、例えば在宅であっても、ここまでやってという約束は守ってもらってるので、上手くオペレーションはできている感じですね。

※因みに、サムライリンクスさんの東京での拠点は弊社が運営する渋谷のコワーキングスペース、Lightningspotです。

__岐阜と東京、仕事に関する文化の違いってありますか?

まったく違いますね。岐阜で23時に帰ってくると「どうしたの?こんな遅くまで」って何かあったんだじゃないかみたいに驚かれるんで(笑)東京のベンチャー企業みたいに終電までがスタンダードとかがいうような感じはまったくないです。なので、自分のペースを持っていないと流されるっていうのはありますね。

自社で制作するコンテンツには自信があります!

__今後の展望について教えてください。

屋形船池上

最近リニューアルした屋形船池上さんのウェブサイト。

2つあります。
一つはブランドの再生です。高いレベルでサービスを提供しているものの、ウェブからの集客がうまくいってない企業は少なくありません。そういった企業をリブランディングしてハンズオン型で一緒になって事業を再生していきたいですね。
もう一つは、住宅業界に参入します。その為に7月に事業を売却して資金調達も行いました。
これまで当社が運営するメディアは情報が数十万件以上を掲載しながら他社から提供を受ける二次、三次の情報しか得られてなくて、決して質が高いと言えませんでした。なので検索エンジンからの評価も低かったんです。
幸い、イケてるデザイン事務所とタッグを組めているおかげもあって自社で制作するコンテンツには自信があります。それを武器にこれから取り組む住宅の領域では情報量の勝負ではなく、質で勝負する形で殴り込み・・・じゃなくて、ノックして参入します。岐阜と東京でリモートでの開発は非効率かもしれませんが、我々のスタイルで今後も続けたいですね。

__では、最後に一言お願いします。

サムライリンクスさん

Lightningspotにて

「岐阜のNo.1デザイン事務所、ディスポートを覚えて帰って下さい。」

__こちらは一緒にお仕事されているデザイン事務所なんですか?

はい。最近リニューアルしたばかりの屋形船のサイトも、デザインはディスポートさんにお願いしました。実は代表が中学の同級生なんです。デザインレベルがかなり高くて、想いや表現したい感情も汲み取ってデザインしてくれるので頼りにしてますね。自分の会社じゃないですけど、自慢です(笑)

以上、サムライリンクス代表高見さんのインタビューをお届け致しました。
ご協力ありがとうございました!

実は私の故郷も岐阜なんですが、ずいぶんと帰ってないなぁんて思いながらインタビューさせて頂きました。岐阜に限らず、サムライリンクスさんのような地方を盛り上げてくれる企業が今後たくさん増えればいいな、と切に願っています。

「好きで活きて得意で稼ぐ」を支える。週2回の開発・デザインディレクションお仕事紹介

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