サーバー構築やシステム設計に携わるエンジニアの中には、LPIC-3 303の受験を検討している方もいるでしょう。LPIC-3 303試験は、もちろん難易度が高く簡単に合格できる試験ではありませんので、勉強をして知識やスキルを試験本番までに身に付けておく必要があります。勉強をする際には参考書を活用する人もいるのではないでしょうか。今回はLPIC-3 303試験勉強におすすめの参考書をピックアップしますので、まだ参考書の準備ができていない人はチェックして下さい。
Contents
LPIC-3 303試験の特徴
LPIC-3 303試験対策ができる参考書をご紹介する前に、LPIC-3 303試験にはどのような特徴があるのかを解説していきます。
試験実施方式に特徴がある
1つ目の特徴は試験実施方式です。LPIC-3 303試験の実施方式はCBT方式となっています。そのため、基本的にはマウスで選択肢を選んで解答します。しかし、問題の中にはキーボード入力で答えなければならないものがいくつかあるので、すべての問題がCBT方式となっていません。その点は特徴と言えるでしょう。
受験日や会場は自由に選択できる
2つ目の特徴は、受験日や受験会場を自由に選択できる点です。自由に選べられるので、自分が受けたいタイミングで受験することができます。また、1年間に何回でも受験できるので、不合格になってももう一度チャレンジができる試験となっています。
LPIC-3 303試験に合格するために必要な勉強時間の目安
LPIC-3 303試験対策ができる参考書だけでなく、LPIC-3 303試験合格にはどのぐらいの勉強時間が必要なのか気になる方も少なくないでしょう。LPIC-3 303試験合格に必要な勉強時間の目安は、約半年〜1年ぐらいとLPI-Japanの公式ホームページで公開されています。もちろん、目安になるので、合格者の中にはもっと少ない勉強期間で合格できた人もいます。また、合格に1年以上の期間を要した人もいるでしょう。受験するそれぞれの人で1日に確保できる勉強時間や勉強スタート時の知識量は異なるので、受験生によって合格に必要な勉強時間は変化します。そのため、半年〜1年勉強すれば合格できると考えるのは控えて、自分に必要な勉強時間を算出することをおすすめします。
LPIC-3 303試験合格に役立つ参考書&問題集
LPIC-3 303試験対策に役立てられる参考書や問題集はいくつかあります。おすすめのLPIC-3 303試験対策ができる参考書と問題集をピックアップしましたので、学習環境を整える際に参考にして下さい。
・Linuxセキュリティ -LPIC303/LinuC3-303 Version 2.0 対応
LPI-Japanが認定するLPIC-3 303に対応した参考書です。認定用教材として多くの受験生に選ばれる参考書となっています。価格は9,000円(税別)となっており、比較的値段は高いですが、LPIC-3 303に出題される範囲を網羅しており、対策に活用しやすいので、LPIC-3 303を受験するすべての人におすすめできる参考書です。
本書は認定用教材ではありませんが、LPIC-3 303に出題されるセキュリティに関する知識を増やす際に活用できる参考書です。できるだけわかりやすく説明し、サーバーセキュリティの基礎に焦点を絞ってくれているため、サーバーセキュリティの勉強をこれからスタートさせる人にもおすすめできる参考書となっています。
本書はサーバーセキュリティを高めるために必要な手法などを紹介してくれる参考書です。LPIC-3 303認定用教材ではありませんが、本書で学習をすればサーバーセキュリティの知識を高められます。そのため、LPIC-3 303を受験する人におすすめできる参考書です。
FreeIPAのイラストレーションとSamba統合の分野の中でSSHに関する知識が問われます。本書はSSHに関して詳しく解説してくれる参考書です。また、SSHを学習し始めたばかりの人もわかるように解説してくれる参考書なので、入門者にもおすすめできる参考書となっています。
・徹底攻略LPI問題集Level3[303/304]対応 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)
LPIC-3 303を受験する人の中には、参考書と一緒に問題集も購入しておきたいと思われる方も少なくないでしょう。LPIC-3 303試験対策の問題集には本書がおすすめです。おすすめの理由は解説が丁寧だからです。また、内容の重要さに沿って問題を構成してくれるため、効率的に勉強できるようになっています。そのため、LPIC-3 303試験を受験する人は購入してみてはいかがでしょうか。
LPIC-3はこんな人にオススメ!
LPIC-3の取得を目指したほうがいい人をご紹介しますので、自分に当てはまるなら、参考書を準備してさっそく対策勉強をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
サーバーエンジニアは取得を目指そう!
サーバーエンジニアは参考書を購入してLPIC-3 303試験対策を始めることをおすすめします。LPIC-3 303試験は安全性の高いシステム設計やサーバー構築ができるかどうかを試す試験です。そのため、参考書を購入して勉強をスタートさせれば、サーバーエンジニアが業務の中で役立てられる知識を高めていくことができます。知識の習得はスキルアップにつながるので、受験を検討してみてはいかがでしょうか。
システムエンジニアも取得を目指そう
システムエンジニアも参考書を準備して受験勉強をスタートさせることをおすすめします。システム設計・開発においてシステムエンジニアが携わる工程は複数あり、LPIC-3 303試験で出題される分野は業務の中で活用できる場面も出てくるでしょう。そのため、システムエンジニアが取得を目指しても損はないと言えます。
資格を取得したら、腕試しをしてみませんか?
参考書を購入して対策をし、無事に取得することができたら、習得できた知識やスキルの腕試しをしてみてはいかがでしょうか。腕試しをする際にはPROsheetやLancersTopを活用しましょう。
サーバー構築案件や保守など、PROsheetやLancersTopにはLPIC-3 303試験対策で得た知識やスキルを活かせられるお仕事が多数紹介されています。このようなお仕事に取り組んでいくことで、LPIC-3 303試験合格で得た知識やスキルの腕試しをすることができるでしょう。
まとめ
LPI-Japanから認定を得ている参考書は多くありませんが、認定用教材でなくてもLPIC-3 303試験対策に活かせられる参考書はいくつかあります。そのため、確認できるなら参考書の中身をしっかりと見て、自分に合った参考書を選択することをおすすめします。