高度情報処理技術者の難易度は?それぞれの資格の特徴も解説!

出典元:株式会社アマナイメージズ

IT業界で働くエンジニアの中には、キャリアアップを目指したい人も多いです。キャリアアップを目指すための方法はいくつもありますが、その中のひとつに資格取得を挙げることができます。

IT関連資格はたくさんありますが、人気の高いものに高度情報処理技術者を挙げることができます。実際に高度情報処理技術者試験に挑戦することを検討している人もいるのではないでしょうか。

高度情報処理技術者の難易度はそれぞれの種類で異なります。今回は、高度情報処理技術者試験の種類別難易度や特徴をご紹介するので、興味のある人はチェックして下さい。

高度情報処理技術者とは

高度情報処理技術者とは、情報処理推進機構が実施し、難易度を表すスキルレベルが4に設定されている資格のことです。ちなみにスキルレベル4に設定されている資格は12種類あります。

基本的に高度情報処理技術者の資格合格率は10%ぐらいで、とても難易度が高い国家資格と言えます。下記には難易度順に高度情報処理技術者資格をランキング形式で紹介しましたので、興味のある人はチェックして下さい。

1位:ITストラテジスト
2位:システム監査技術者
3位:プロジェクトマネージャ
4位:システムアーキテクト
5位:ITサービスマネージャ
6位:ネットワークスペシャリスト
7位:データベーススペシャリスト
8位:エンベデッドスペシャリスト
9位:情報セキュリティスペシャリスト

しかし、上記の難易度順はあくまでも目安です。そのため、必ずしも上位のほうが難しいということはないので注意して下さい。

高度情報処理技術者の難易度と特徴

高度情報処理技術者には、様々な種類の試験があります。それぞれの試験によって難易度や特徴なども異なるので、高度情報処理技術者について1つひとつ紹介していきます。

情報セキュリティスペシャリスト試験

・資格の特徴
高度情報処理技術者の中の情報セキュリティスペシャリスト試験は、その名の通りセキュリティ機能の企画、要件定義、開発、運用、保守を推進または推奨する業務が行えるかを見る試験となっています。セキュリティの資格の取得を検討している方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

・難易度、合格率
情報セキュリティスペシャリスト試験は、高度情報処理技術者試験の1つとなっており、その中でも難易度は比較的高めの試験です。合格率は約15%から20%ほどとなっており、ほとんどの受験者が不合格という結果が出ています。難易度が高いので、合格するためにはそれなりに対策する必要があります。

プロジェクトマネージャ試験

・資格の特徴
高度情報処理技術者試験の1つに、プロジェクトマネージャ試験が存在しています。試験内容は、開発や技術的な内容は少なく、基本的にはプロジェクトをスムーズに進められるかという点や、人員マネジメントに関わる問題が出題されます。

・難易度、合格率
高度情報処理技術者の中でもプロジェクトマネージャ試験は、スキルレベルが4に設定されています。難易度が高く、合格率も10%から1ケタになることもあります。高度情報処理技術者の中でも難易度が高いため、スクールなどに通って対策をする方も多いです。

データベーススペシャリスト試験

・資格の特徴
データベーススペシャリスト試験は、高度情報処理技術者の中でもデータベースの知識を問う試験となっています。データベースについての知識を身につけたい人は資格取得を目指すといいでしょう。

・難易度、合格率
高度情報処理技術者の中でもデータベーススペシャリスト試験はスキルレベルが4です。難易度が高く、簡単には合格できません。合格率も10%から高くて20%ほどです。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

・資格の特徴
エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、高度情報処理技術者の中でも組み込みシステムについての問題を問う試験となっています。国家資格の中でも高度区分に位置付けられます。

・難易度、合格率
高度区分に位置付けられているため、難易度は高い試験となっています。合格率は毎年15%前後となっており、ほとんどの受験生が不合格という結果です。難易度が高く、独学では2か月から3か月程の勉強は必要になります。

システム監査技術者試験

・資格の特徴
主にシステム監査技術者は、システム監査の知識を問う資格であり、システムエンジニアとしてキャリアアップしたい人や、システム監査人への転身を考えている人が受ける資格です。

・難易度、合格率
システム監査技術者は、高度情報処理技術者の中でも2番目に難易度が高い資格だと言われています。難易度が高い理由は、午後Ⅱで論述式問題が出題されることです。また、午後Ⅰも記述式なので、午後試験になると、難易度が大幅に上昇します。

システム監査技術者の平均合格率は15%ぐらいです。この数字を見ても簡単には合格できない資格と言えるでしょう。

システムアーキテクト試験

・資格の特徴
システムアーキテクト試験とは、高度情報処理技術者の中でもストラテジストが立案した方法を実現するシステムを設計する知識を問う試験となっています。また、その中でも試験に合格するためには、どうしたら効率が良くなるのか、他のシステムや既存のシステムとの連携はどうかなど、情報システム全体について考える人がアーキテクトの仕事に就けます。

・難易度、合格率
システムアーキテクトの合格率は低く、難易度が高い試験です。具体的な合格率は15%ほどで、合格するのはなかなか難しいことがわかります。

ネットワークスペシャリスト試験

・資格の特徴
ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークエンジニアに必要なスキルについて問われる試験となっていますが、それだけではなく、IT系全般において効力を発揮する試験となっているので、難易度は高めですがIT業界で働きたい人は取得しておいた方がいい資格です。

・難易度、合格率
スキルレベルは4で高度情報処理技術者試験となっているので、難易度は非常に高い試験です。合格率も10%台となっており難易度の高さが見て分かりますが、資格を取得すれば、転職や就職に有利ですし、出世も目指せる資格です。

ITサービスマネージャ試験

・資格の特徴
ITサービスマネージャ試験は、その名の通りITサービスマネージャの知識を問う試験となっています。試験は合計で5時間となっており、長丁場なので難易度が高いのが特徴的です。

・難易度、合格率
合格基準は60%以上となっており、簡単に思えますが、ほとんどの受験生は不合格という結果になっています。具体的に合格率は10%台で低めです。

高度情報処理技術者は転職にも有利なのか

高度情報処理技術者の資格を取得しようと思われている人の中には、転職に高度情報処理技術者の資格を活かせられるのか気になる方もいるのではないでしょうか。結論から申し上げれば、もちろん活用することができますし、資格があることで転職に有利です。

高度情報処理技術者に含まれる資格は、すべて難易度が高いものとなっています。難易度が高い高度情報処理技術者に合格すれば、ITの高度技術があることが可視化できます。そのため、採用側も能力を把握しやすく、採用後にすぐに活躍して欲しいと感じる企業は優先的に高度情報処理技術者を獲得するでしょう。

また、高度情報処理技術者の資格を取得した目的や、どのようなキャリアプランを考えているのかを説明できれば、面接の際にも採用担当者にお話ができるので、資格がアピールの材料になり得ます。

まとめ

高度情報処理技術者の資格は、転職を有利に進められるというメリットがあり、取得すれば大いに魅力を得られるでしょう。しかし、難易度はとても高いので、高度情報処理技術者は簡単に合格できる資格ではありません。合格するためには、毎日勉強してITに関する知識を高めることが求められるでしょう。