ITベンダー資格と言えばこれ!おすすめのITベンダー資格4選

出典元:株式会社アマナイメージズ

エンジニアの中には、ベンダー資格の取得を考えている方もいるのではないでしょうか。ベンダー資格にはいくつかの種類があり、種類によってどのようなソフトウェアの技術力を証明できるのかが変わります。そのため、慎重に選ぶ必要があるでしょう。今回は、おすすめのベンダー資格を紹介するので、種類に迷っている人は参考にしみてはいかがでしょうか。

ITベンダー資格とは?

ベンダー資格は、ソフトウェア開発元であるベンダーが実施しており、ベンダーが配布しているアプリケーションの操作能力・技術力を試すために行われています。取得者は、ベンダーが提供するソフトウェアの習熟度または力量を客観的に示すことができるので、エンジニアにおすすめの資格となっています。

おすすめのITベンダー資格4選

ベンダー資格の概要を把握できたところで、さっそくおすすめのベンダー資格を4つ紹介します。おすすめする資格は、世界的にも有名なものばかりで、どれを取得してもエンジニアはメリットを得られます。また、実力を証明するためには、どれも欠かせないので、取得することをおすすめします。

オラクルマスター

オラクルマスターはデータベースエンジニアにおすすめです。日本で使用されているデータベースの多くは、オラクル社が開発しているデータベースです。実際にオラクル社が提供するデータベースは日本だけでなく、世界的にもトップシェアを誇ります。

オラクルマスターはオラクル社が提供するリレーショナルデータベースの知識を問う試験であり、技術力を証明したいデータベースエンジニアにおすすめできます。

難易度は、Bronze、Silver、Gold、Platinumがあります。今まで、オラクルマスターに挑戦したことがない人は、Bronzeから受験することをおすすめします。

・試験概要・受験料など
オラクルマスターは、データベース管理システムやSQLの技術を問う試験です。難易度によって出題される内容は変化します。また、GoldやPlatinumなどの上位レベルの認定を受けるためには、試験に合格するだけでなく、研修を受ける必要もあります。

受験料も、難易度によって異なります。例えば、Bronzeの受験料は、合計で40,200円(税抜)かかります。一方で難易度が高いGoldやPlatinumは試験だけでなく、研修料も発生するので、お金の負担は大きくなります。

オラクルJava認定資格(OCJ)

プログラマーにおすすめのベンダー資格は、オラクルJava認定資格です。特にJavaというプログラミング言語を頻繁に使う人には、特におすすめです。

オラクルJava認定資格は、オラクル社が実施している試験で、取得することでJavaの専門スキルを可視化することができます。難易度はBronze、Silver、Goldに分けられており、レベルなどに応じて種類が8種類も準備されています。

・試験概要・受験料など
オラクルJava認定資格ではJavaのオブジェクト指向プログラミングに関する知識から、設計などの上流工程の知識も問われます。出題形式は選択式です。受験料はBronzeで13,600円(税抜き)となっています。比較的受験料も安いので、これからJavaプログラミングができるエンジニアを目指したい人にもおすすめです。

マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)

日本の企業では、マイクロソフト製品を使うことが多く、マイクロソフト認定プロフェショナルは、キャリアアップを目指したいすべての人におすすめできるベンダー資格です。マイクロソフト認定プロフェショナルを取得すれば、実務や操作能力を可視化できます。そのため、客観的に能力を示せます。また、開発系だけでなく、事務系ソフトなどの知識も問われるため、事務系ソフトを普段のお仕事で使う人にもおすすめのベンダー資格です。

・試験概要・受験料など
マイクロソフト認定プロフェッショナルでは、エントリー、アソシエイト、エキスパート、マスターに難易度が分かれ、選択問題が出題形式として採用されています。また合格ラインは70%正解することです。

受験料はMTA一般が140,40円、MCP1科目で21,103円となっています。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定もおすすめのベンダー資格です。特にネットワークエンジニアにおすすめとなっています。

シスコ技術者認定は、シスコ者が開発するネットワーク製品の知識・技術を問う試験です。難易度は、エントリー、アソシエイト、プロフェショナル、エキスパート、アーキテクトの5つ準備されており、エントリーが最低難易度、アーキテクトが最高難易度です。

ネットワークエンジニアが取得すれば、技術力を認定してもらうことができるので、就職や転職に有利です。そのため、ネットワークエンジニアを雇う企業でも、受験することを社員におすすめしているところは多いです。

・試験概要・受験料など
試験時間は、それぞれ90分準備されており、出題形式はコンピューター入力方式です。受験料は、10,368円〜207,360円となっています。

ITベンダー資格を取得することがおすすめな人は?

では、一体ベンダー資格はどのような人におすすめできるのでしょうか。ここでは、ベンダー資格をおすすめできる人をご紹介します。

特にインフラ系エンジニアには有利なのでおすすめ

ベンダー資格は特にインフラ系エンジニアにおすすめと言えます。インフラ系エンジニアとは、ネットワークなどシステムの基盤や下部構造を支えるエンジニアのことです。ベンダー資格には、インフラ系エンジニアに必要な知識を問うものが多く、取得をおすすめします。

データベースエンジニアにはオラクルマスターがおすすめ

あなたがデータベースエンジニアであれば、オラクルマスターを取得することをおすすめします。ベンダー資格の中でもオラクルマスターは、データベース技術を問う試験であり、取得すれば、就職や転職活動に活用できるでしょう。

ネットワークエンジニアにはシスコ技術者認定がおすすめ

ネットワークエンジニアには、シスコ技術者認定がベンダー資格の中でもっともおすすめです。ネットワーク技術を問う試験であり、取得すれば、キャリアアップに活かせられます。

キャリアアップしたい人におすすめ

キャリアアップしたい人は、ベンダー資格を取得することをおすすめします。例えば、会社員のエンジニアが取得することで、転職に活かすことができます。また、ベンダー資格を取得すれば、独立などの道を開くことができるので、独立を検討している人にもおすすめの資格と言えます。

資格を取った後は、案件で腕試ししてみませんか?

先程も少し紹介しましたが、ベンダー資格は技術力を証明できるため、取得をして独立すれば、案件を獲得しやすくなります。そのため、独立を検討している人にもベンダー資格はおすすめの資格と言えます。

また、現在では、PROsheetLancersTopなどの案件を紹介してくれるサイトもあります。活用すれば、案件を取得しやすいので、ベンダー資格を取得して、PROsheetなどを利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ベンダー資格は、会社で働くエンジニアだけでなく、フリーランスも活用できるので、すべてのエンジニアにおすすめできる資格です。しかし、ベンダー資格の中には受験料が高いものもあるので、負担が大きくならないように、計画を立てて受験に挑むようにしましょう。