応用情報技術者試験に合格すると年収は上がる?気になる取得後の平均年収とは

出典元:株式会社アマナイメージズ

エンジニアの中には年収アップを目的に応用情報技術者試験に挑戦している人も少なくありません。たしかに年収をアップさせる方法は資格取得だけに限りません。例えば、転職をしたりフリーランスに転身したりすることで年収をアップさせられる可能性があります。

しかし、転職や独立にはリスクがあるので、生活に支障なく年収アップが狙える資格取得に挑戦する人が多いです。そこで、今回は応用情報技術者試験に合格するとどのぐらい年収がアップするのかご紹介するので、気になる方はチェックしてみて下さい。

応用情報技術者試験とは

応用情報技術者試験は情報処理推進機構、別名IPAが実施する試験です。応用情報技術者試験は1年で2回実施されます。応用情報技術者試験が実施される月は4月と10月で春期と秋期に分けられています。基礎ではなく、ITの応用的知識を持つ人が対象で、難易度は比較的難しくなっています。

応用情報技術者試験は国家試験

ちなみにIPAは独立行政法人で、経済産業省が管轄です。つまり応用情報技術者試験は国が実施しているので、国家試験になります。

出題される問題は?

応用情報技術者試験は午前と午後に分けて実施されます。午前に出題される問題はテクノロジー系、マネジメント系、ストラテジ系です。もっとも出題数が多いのがテクノロジー系で、設問数は50問です。次いでストラテジ系が20問、マネジメント系が10問となっています。午前の解答形式は四肢択一式で、マークシートで解答することになります。

午後の応用情報技術者試験に出題される専門分野の問題は全部で11問になります。11問の中から専門分野を5つ選択できます。情報セキュリティは必須で、ストラテジ系、テクノロジ系、マネジメント系の中から4つ選択します。午後の応用情報技術者試験は解答形式が記述となっています。

参考URL: http://www.ap-siken.com/apkeisiki.html

受験者数と合格者数の推移

応用情報技術者試験の受験者数と合格数の推移を表にまとめました。

年度 応募者数 受験者数 合格者数 合格率
平成21年春期 56,141人 36,653人 9,549人 26.1%
平成21年秋期 62,294人 41,565人 8,908人 21.4%
平成22年春期 65,487人 42,338人 8,592人 20.3%
平成22年秋期 66,241人 43,226人 9,898人 22.9%
平成23年春期 62,116人 37,631人 7,745人 20.6%
平成23年秋期 56,085人 36,498人 8,612人 23.6%
平成24年春期 55,253人 35,072人 7,945人 22.7%
平成24年秋期 57,609人 38,826人 7,941人 20.5%
平成25年春期 52,556人 33,153人 6,354人 19.2%
平成25年秋期 54,313人 34,314人 6,362人 18.5%
平成26年春期 47,830人 29,656人 5,969人 20.1%
平成26年秋期 51,647人 33,090人 6,686人 20.2%
平成27年春期 47,050人 30,137人 5,728人 19.0%
平成27年秋期 50,594人 33,253人 7,791人 23.4%
平成28年春期 44,102人 28,229人 5,801人 20.5%
平成28年秋期 52,845人 35,064人 7,511人 21.4%
平成29年春期 49,333人 31,932人 6,443人 20.2%
平成29年秋期 50,969人 33,104人 7,216人 21.8%

上記の表を見ればわかるように、応用情報技術者試験の合格率は平均で20%ぐらいとなっていて、簡単に合格できないことが理解できるでしょう。平成25年の秋期においては、20%を大幅に下回り、そこからも難易度が高いことが伺えます。

資格を持っていると年収にどれくらい影響するのか?

応用情報技術者試験は合格率が比較的低いので、合格すれば年収が大幅にアップするのではないかと期待している人もいるでしょう。では応用情報技術者試験に合格することでどのぐらい年収がアップするのでしょうか。

実はあまり変わらない!?平均年収は450~650万円と安定

実は応用情報技術者試験に合格したからといって年収が大幅にアップすることはありません。しかし、待遇はそれぞれの企業によっては異なるので注意が必要です。
応用情報技術者試験に合格したエンジニアの平均年収は450万円から650万円となっています。エンジニアの平均年収は大体500万円前後となっているため、応用情報技術者試験に合格しても年収が大きく変わることはないでしょう。

資格保有で手当や報奨金がもらえるケースも!

年収の大幅アップがないことを知って落胆されている方もいるでしょう。しかし、応用情報技術者試験に合格しても何もメリットはないということはありません。
企業によっても異なりますが、応用情報技術者試験に合格すると資格手当を支給してくれるところもあります。資格手当は毎月支給されます。手当額は5,000円から20,000円となっており、年収に換算すると60,000円から240,000円になるので、合格することで少し年収をアップさせられます。

また、企業によっては報奨金を支給してくれるところもあります。報奨金は大体、50,000円から200,000円で、合格したその年の年収を一時的にアップさせることができるでしょう。

毎月資格手当として支給するよりも報奨金として合格者にお金を渡す企業が多くなっています。しかし、資格手当として支給してくれる企業のほうが、年収が高くなるため、転職を検討している方は資格手当として支給してくれる会社を選ぶようにしましょう。

まとめ

応用情報技術者試験に合格すると年収が極端にアップすることはありません。しかし、資格手当を支給してくれる企業も多く、年収アップを期待することできます。もし年収が上がれば豊かな暮らしを実現することができるでしょう。

また、今の年収に満足していない人は転職や独立などを検討してみてはいかがでしょうか。転職や独立のほうが応用情報技術者試験に合格するよりも年収を高められる可能性があります。