徹底比較!Rubyフレームワーク6選の比較と選ぶポイント

出典元:株式会社アマナイメージズ

Rubyは日本人のまつもとゆきひろさんが開発したプログラミング言語です。Rubyは日本だけでなく、世界で使われており、日本人が開発して有名になった数少ない言語のひとつになります。

RubyにはJavaやPHPのようにフレームワークがあります。Rubyを学習している人の中には、どのようなフレームワークを学ぼうか迷っている方も少なくないでしょう。

今回はRubyのフレームワークの選び方のポイントと、6つのフレームワークをピックアップして紹介するので、これからフレームワークを学びたい人は参考にしてみてはいかがでしょうか。

フレームワークを選ぶ3つのポイント

まずはRubyのフレームワークを選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。

何を重視するか

フレームワークに何を重視するかで選ぶものは異なってきます。例えば、保守性などを考慮して軽量なフレームワークを選択したい人もいるでしょう。また、開発スピードを向上させるためにフレームワークを導入したい人は、機能性が高いものを選ぶ人が多いです。何を重視するかで選択するフレームワークは異なるため、選ぶ前にあらかじめ検討しておきましょう。

開発する規模

フレームワークには小規模に向いているタイプと、大規模プロジェクトに向いているものがあります。開発するWebアプリケーションに合った規模に対応できるものを選択するようにしましょう。

教育コスト

フレームワークはRubyの知識だけでは対応することが難しいため、フレームワーク自体の学習も必要です。それぞれのフレームワークで学習のしやすさなどが異なるので、教育コストを検討するのも選び方のポイントです。

Rubyおすすめフレームワーク6種類の特徴

Rubyのおすすめのフレームワークは6つあります。それぞれのフレームワークで特徴が異なりますので、把握しておくとフレームワークを選ぶ時に参考にできるでしょう。

Ruby on Rails

Ruby on Railsはとても有名なRubyのフレームワークなため、RubyでWebアプリケーションを開発する人で知らない人はいないと言っても過言ではありません。実際に日本で有名な数多くのWebサービスで導入されています。例えば、料理レシピサービスとして知られるcookpadや、ニュースアプリで有名なグノシーもRuby on Railsを使って開発されたWebサービスです。ではどのような特徴があるのか具体的に見ていきましょう。

MVCモデルの採用

Ruby on RailsにはMVCモデルが採用されています。MVCはModel、View、Controllerの頭文字を取って作られた言葉です。MVCモデルは、Model、View、Controllerという3つの要素に分けることで、独立性が強くなり、お互いが依存することが少なくなるため、プログラムの変更を加えた時に、ほかの要素に影響が出ることがありません。

また、MVCモデルは要素が分けられているので、それぞれの要素で分担してお仕事ができます。例えばViewはデザイナーさんが担当し、Modelはプログラマーさんがお仕事を担います。分業ができることで開発の進捗率なども早めることができます。

DRY原則

Ruby on Railsの特徴のひとつにDRY原則を挙げることができます。DRYとはDon’t repeat yourselfの略です。日本語に変換すると、繰り返しは避けなさいという意味です。

そのため、Ruby on Railsで開発すると、繰り返し記述するコードが少なくなります。そのため、開発効率を向上させられます。

CoC

CoCはConvertion over Configurationの略で、設定より規約を優先させる原則を採用しています。規約を優先させることで、機能を実装するまでに必要なコード量を減らすことができます。つまり、効率的にアプリケーション開発ができることを意味します。

Sinatra

Sinatraはシナトラと読み、Rubyで使えるWebアプリケーションフレームワークのひとつです。公開年数は2007年で、Appleやスタンダード大学など、数多くの有名な団体で導入されているWebアプリケーションフレームワークです。

MVCアーキテクチャを非採用

SinatraはRuby on Railsが採用しているMVCアーキテクチャ使わないで作られたフレームワークという特徴を持ちます。MVC構造を採用することで、それぞれの要素を分けて開発ができるというメリットがありますが、逆にSinatraのように採用しないことでカスタマイズがしやすく、柔軟性が高くなります。

cubamicroframework

cubamicroframeworkの開発元ホームページで”Cecin’est pas un framework. ”と記載されおり、直訳するとcubamicroframeworkはフレームワークではないという意味です。このように、cubamicroframeworkは、ほかのRubyフレームワークとは違う特徴を持っています。

シンプルな機能だけ搭載

ほかのフレームワークとは違い、cubamicroframeworkはシンプルな機能だけを搭載しています。そのため、マイクロフレームワークと呼ばれています。

フレームワークは、機能が多いとその分コードの記述を省略できるので、少ないコードで機能を実装できます。しかし、フレームワークの原則や規約も多く、カスタマイズ性に欠けます。

cubamicroframeworkは最小限の機能しか持たないことでカスタマイズする機会が多いWebアプリケーション開発に向いています。

Padrino

PadrinoはRubyのWebアプリケーションフレームワークであるSinatraを基にして、さまざまなテンプレートエンジンと連携させながら開発ができるおすすめのフレームワークです。

Padrinoは豊富なgeneratorが搭載

Padrinoにはたくさんのgeneratorが搭載されています。Generatorがあることで、コントローラーやモデルを作成したら、それを追加して使えるので、開発がしやすいのが特徴です。

Ruby on Railsのコンポーネントを取り入れることが可能

PadrinoはRuby on Railsのコンポーネントを取り込めることも特徴のひとつです。例えばRuby on RailsのコンポーネントとしてActiveRecordなどが有名ですが、そのようなコンポーネントも使用可能です。Railsのコンポーネントを呼び出せるので、Ruby on Railsに慣れている人でも、Padrinoは不便なく使用できます。

Ramaze

Ramazeはマゼラと読み、cubamicroframeworkのように、シンプルな構造を採用したWebアプリケーションフレームワークです。

軽量であること

Ramazeは軽量化を図るために8つの原則従い開発されたフレームワークです。

1.KISS[Ruby習得者なら容易に書くことができる]

2.Modular design[モジュールとして扱うことで構成選択ができる]

3.Minimal dependencies[Ruby、Rack、Innateに構成が依存]

4.POLS[最小限かつ直感的で容易であること]

5.Documentation[文章化]

6.Open development[バッチの歓迎]

7.Examples[実例を準備すること]

8.Fully BDD[Baconを用いたBDD]

HANAMI

HANAMIはRubyで使うことができるMVCアーキテクチャを採用したWebアプリケーションフレームワークです。シンプルかつ、安定したAPIが搭載されており、さまざまなWebアプリケーションで用いられます。

軽量であること

最大の特徴はとても軽量であることです。HANAMIはとても短いコードで書かれています。そのため、軽量ですし、必要最低限のことだけを取り入れることで、さまざまなアプリケーションで使えるように設計されています。

まとめ

Rubyのフレームワークを6つ紹介しました。2017年以降も紹介したフレームワークは数多く導入されておりますので、これから学習する人や開発する方が知っておくと便利でしょう。