日本発信のグローバルITサービスを実現するーRepro株式会社

Repro株式会社

「好きで活きて得意で稼ぐ」PROsheetブログ担当のたぐちです。

さて、本日はiOSアプリのユーザー解析ツール「Repro」を開発・運営するRepro株式会社のCEO平田さんとCTOの三木さんのインタビューをお届けします。

三木さんへの最初の印象は「ビッグマウス」

__お二人の出会いは?

平田さん「Startup Weekendってあるじゃないですか。あれがまだまだ会として良かった時代(笑)。僕は当時違う起業をしていて、そこのサービスを成長させていくために、優秀なエンジニアが欲しかった時期で、週末起業イベントに単独で来ているエンジニアだったらモチベーションも高いし起業志向だろうっていう事で、エンジニアのリクルーティング、出会いってのを目的に参加して、それで出会ったのは三木です。後で三木の歴史は本人から聞いて欲しいんですけど、今考えてみると三木は大したエンジニアじゃなかった(笑)」

三木さん「まぁ今と比較するとそうね(笑)」

__いつ頃ですか?

平田さん「2年半前くらいですね。」

__お互いの印象は?

平田さん「良い悪いで言うと良かったんですけど、良かった理由ってのは、2つありまして、1個目はしっかりとビジネスサイドの議論が出来るエンジニアだなという印象と、とにかく自信家だったんですね。エンジニアとして。大した事なかったんですけど(笑)」

三木さん「(笑)」

平田さん「まぁなんでもそうなんですけど、ビッグマウスなやつって結構信用していて、言った分努力でキャッチアップするんで、その後。自分がこのレベルなんだって言って満たしてなかったとしても、本当に満たしてなかったのがバレると恥ずかしいんで努力するというのが、ビッグマウスの共通した特徴として認識していたので。今後1年友達として付き合っていって本当にビッグマウスなのかどうか勝手に裏側で見極めてました。」

__三木さんの平田さんへの印象は?

三木さん「『やるの?』って聞いたら『やるに決まってんでしょう!』っていう人だったんで、行動派な印象が強かったです。あと、元戦略コンサルタントということもあり、考えの深さには今でもハッとさせられます。それと、何よりも周りへの配慮が凄くできる人だなーって感じました。」

モテたくて金融業界を目指すも・・・

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__三木さんがプログラミングを始めたのはいつ頃ですか?

三木さん「本格的にやったのは。2年半くらい前ですね。それまで僕はSIerの新規開拓営業やってたんですよ。ガッツリ営業マンなんですね。僕、東京高専の電子工学科出身で。」

__なんでそこからSIerの営業にいったんですか?

三木さん「卒業したら皆メーカーとか行くと思うんですけど、多分モテないと思ったんですよ(笑)人生ずーっとモテたくて頑張ってたんですけど(笑)」

__高専行った時点でそれ間違ってませんか?

三木さん「仰るとおりです。元々高専に入る気はなかったんですよ。で、(就職するときに)高専入ってメーカー入ってもモテないよね、と。モテるのなんだろって思ったら、その頃にM&Aとか金融業界が盛り上がってた時期だったんで、それでゴールドマンサックスとか外資系金融業界とか受けまくってたんですよ。金融系は全部落ちたんですけど、一番最初にカンファレンスを受けた某Sierに受かったんで、そのままそこに入りました。」

__それでなぜ営業なんですか?

三木さん「最初はエンジニア、というかExcel使いとして活躍してたんですけど(笑)1年くらいした後、そのまま営業に。ひたすら新規開拓の営業に。全然成績上がらなかったですけどね。」

背水の陣

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__会社を辞めたキッカケは?

三木さん「営業能力が低い分、頭と時間でカバレッジするしかなかったですが、労働時間に対する制約が非常に厳しかったこともあって、会社としては残業するなっていう話で悶々としてたんですよ。で、その間に色々活動していたんですけど。一緒にIncubate Campに参加していたメンバーにIBMのコンサルの人間がいて、ふとフォローアップの時に『今どうしてんの?』って聞いたら『IBM休職してる』って話で『僕が9-24時までの時間を会社に割いている時に、君は24時間全部使えるの?』って、それじゃ勝てない。で、翌日に『会社辞めます。』って。2012年の5月頃ですね。で、その頃チームメンバー揃えて、あるサービスのCEOとして頑張りますってやってたんですけど、チームが瓦解して、手元にはRails2系のソースコードがbitbucketに残ってる。これはもう俺がやるしかないなって。それでエンジニアの道に。チームが瓦解した時点で、僕会社辞めてるんで超焦ってたんですよ。その後、Startup Weekendで平田と会って、その時はリクルーティングのサービスを作ろうってやってたんですけど、僕は背水の陣だったんで、チーム一人ひとりに『やるのやらないの?』って確認取ってたんですよ。そしたら平田が『やるよ、当たり前じゃん』っていってくれてそれがスタートラインですね。」

平田「結局スタートラインじゃなかったんですけどね(笑)やるって決めた1ヶ月後くらいに三木がデラウェアに登記している日本人チームのスタートアップに声をかけられ、そちらに行きたいという話がでました。散々みんなのやる気を確認していたやつが速攻離れるというオチです(笑)」

三木さん「あれはマジでごめん…」

平田さん「彼がエンジニアの道に本格的に舵を切ったのはその頃で。優秀なエンジニアが離れてって俺しか作るやついないんだって追い込まれて」

三木さん「結果としてCTOになって(笑)」

平田さん「そっからは殆ど給料とか殆ど出ない所入って修行して。」

三木さん「修行というかひたすら作ってたって感じですね。」

平田さん「変なエンジニア歴が長い人より、短い時間でコミットメントレベルをかなり上げたので、彼は成長曲線がかなり凄かったんですよね。」

三木さん「その後、その会社も結局資金調達を失敗して解散することになりました。
で、再びヤバい!ってなってまたStartup Weekendに出たんですよね、やること見つけなきゃって。そこでアメリカ人とフランス人とインド人と一緒にチームを作って、有名なアーティストや著名人のツイートを翻訳してその間のコンテキストを埋めて、そのコンテキストに当てはまるような商品の販売をするサービスをしていたんですね。Rap Genius(ラップのリリックの一部分に自由に注釈を付けられるウェブサイト)のTweet版みたいなサービスをやろうと。」

平田さん「例えばレディ・ガガが服を買ったっていうツイートをしたらそれを注釈もつけて翻訳してアフィリエイトみたいな形でその商品が買えるようにする、みたいな。」

三木さん「その人がなんでその発言をしたのか、コンテキスト・バックグラウンドも含めて翻訳して買えるようにするってのを作ってて、CEOがファンディングを頑張ってたんですけど、そのファンディング先の会社にCEOが気に入られて入っちゃったんですよね(笑)」

__すごい人に振り回されてますね

平田さん「そうですね、人も振り回しますけど(笑)」

三木さん「そうすね(笑)」

Repro誕生のキッカケは、一時的に作ったEコマースサイトの改善だった

平田さん「僕は大学卒業後に戦略系コンサルタントとして約5年間過ごした後、サラリーマン時代の先輩とIT系サービスで起業しました。その後その会社を離れるタイミングが来て、もう一度1から勝負したいと思っていた時に三木も同じ気持ちだったみたいなので、ようやく二人で起業することになりました。
初めに出会ってから2年位たった頃かな。ただ、お互いお金ない状況だったため、売上が立ちやすく夢を追わないITサービスを始めようということになりました。
実際はECサイトを直ぐに作り、SEOが上がってくるまでは広告を活用して流入を確保していました。
ところが、黒字化に必要なコンバージョンレートが例えば10%だったとしたら、どんなに改善しても5%程度しかいかなかったんですよ。サイトをローンチしてから最初の3ヶ月くらいずっと赤字で、流入を広告費に頼っていたので、日々銀行残高の底が見えてきて、本当に恐怖でしかなかったんですよ(笑)」

三木さん「(笑)」

平田さん「そんな現実逃避したい毎日を過ごしていた時に、僕と三木が出会ったStartup Weekendの同じチームのメンバーが、『サイトに入ってきたユーザーがどうやってサイトを使っているか動画として再現する、gohstrecっていうサービスがあるんだけど、凄いからそれを使ってみたら』って教えてくれて、実際導入して分析して改善活動を続けたら、コンバージョンレートが15%くらいに改善したんですよ。今振り返ってみると、解析ツールってトップページの離脱率が高いですっていう情報を与えてくれる一方、なんで離脱してるかっていう情報はわかんないんですよね。数字の羅列だけで。で、gohstrecってユーザーがトップページをどういう使い方をしてるか、マウスの使い方含めて再現してくれるんですけど、次ページ以降に遷移させるために重要であったコンテンツをサイトのファーストビューに配置していたのに、皆さんサイトに入ってくるとすごい勢いで下の方にマウスをスクロールするんですよ、50人いたら48人がキラーコンテンツが一瞬にしていなくなる動きをしてて、『これはどう考えても興味持たれてないよね』ってなって。皆押すどころか興味持ってないし気付いてないみたいなレベルだったんで、抜本的にトップページを改善しないといけないって感じました。」

三木さん「興味を持ってないって事って意外とわからないんですよね。興味を持てるような内容を分析して変えて。単純に配置とか色とかデザインだけじゃなくて、コンテンツそのものの優位性を変えました。」

平田さん「gohstrecを見てみてまず思ったのは、トップページの離脱率が9割超えてるなかで、ちょっとしたキッカケで上手く行くんだろうなって。それを見た瞬間、ABテストとか配置や色を変えるとかそういうレベルで解決出来る課題じゃないって事にやっと気づけて」

三木さん「ちょっと変えるとかは凄いやってたし予想通りなんだよね。ちょっとじゃダメだった。」

平田さん「でその後サービスは順調に収益化したのですが、結局僕らがECサイトをやり始めた目的が、
ITサービスで収益を生むということを成功体験として積むという事だったので、
ある日2人で話してて、『目的達成出来たし一方で、めちゃくちゃつまんないよね、このサービスって。新しい事なんかやらない?』ってなって。それで、ある日僕がgohstrecのサービス、アプリ版ちょっと探してみたけどないんだけど、って話をして。今はWebサイトよりアプリに時代が来ている中で、アプリのユーザーがアプリをどう使ってるかっていうのを動画で再現するサービスを使ったら、僕らも役に立ったし、色んな事業者をHAPPYに出来るんじゃない?って気付いて、やろうって話をした。それがRepro誕生のキッカケですね。」

平田さん「事業者の方って僕もそうだったんですけど、自分が凄く考えて作ったサービスって最高のサービスなんだって錯覚に陥ってるんですけど、ユーザーはそういう風に思ってなくて、基本的に。リアルビジネスでも言われてますけど、定量と定性も必要な分析です。IT業界って色んな数字が取れてしまうから、定量分析だけにフォーカスされて発展してきたんですけど、データだけ見ててても行動の『WHY』がわかんないので、わかんない限りはちゃんと改善出来ないっていうジレンマに陥ってて、そのコンテキストを埋めるために我々は機会を提供したいなと思っています。」

__因みに競合っていらっしゃるんですか?

平田さん「僕らがアプリのユーザーの動きを動画化するサービスを立ち上げようとした時は、世界でも僕らと同じくらいの進捗度合いで、これからやろうとしてる人達がちょこちょこ出てきてるくらいだったんで、良い物を早く作ってちゃんとファンディングしてプロモーションすれば僕らがグローバルスタンダードになり得るOpportunityがあると感じてます。今ちょうどファンディングするんですけど、調達したら海外のマーケティングも積極的にやろうとしてますし、日本のITベンチャーってアメリカで流行ったサービスをパクって日本でローンチするってパターンがずーっときてましたけど、日本初の本当の意味でのグローバルITサービスを僕らはReproを通して実現していこうと思っています。」

__今後について教えてください。

平田さん「今後は事業者の方が見たいユーザー群を直ぐに動画として観察できるようにします。
具体的には、定量分析機能と定性分析機能の連動を実現します。
これができると、例えば新規ユーザーやあるviewで離脱してしまったユーザー、アプリ内で特定のイベントを実行したユーザーといった視点でユーザーの定性分析ができるようになります。
定量分析でアプリの課題を絞り込んでいき、定性分析で改善策を検討するという使い方がもうすぐできるようになります。ただ、フォームの部分になってくると個人情報も入ってくるので、その部分には配慮してそこだけモザイク処理を掛けられるような機能を提供して、個人情報は見られないようにして。個人情報は我々も収集しないし、クライアント側にも見せない配慮をしてやっています。」

__最後に、エンジニアの皆さんにメッセージを。

レプロ株式会社

三木さん「ヤクを狩る、『YakShaving』って言葉があって、『問題を解決するために問題が発生することが何度も繰り返される状況』っていう意味のエンジニアには有名な言葉なんですけど、続ける気力がないと諦めちゃったりとか、興味を失って、『まぁ動くからいいや』にしてしまうんですけど、動くからいいじゃなくて、興味を失わない事が大事だと言うことですね。」

最後にReproはAndroidエンジニアを募集中しているようです。
詳細はこちら。
来年シリコンバレーにも進出する予定のスタートアップで働きたい方はエントリーしてみてはいかがでしょう。

以上、平田さん、三木さん、インタビューのご協力ありがとうございました!

PROsheet

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