フリーランス歴10年のイノーバCTOが語る、フリーランスに向いてる人とは?

イノーバ

「好きで活きて得意で稼ぐ」週2日〜ITお仕事紹介PROsheetブログ担当のたぐちです。

さて、今回のインタビューは先月コンテンツマーケティング運用に特化したCMS、CloudCMOをリリースされ、注目を集める株式会社イノーバのCTO佐藤公哉さんのインタビューをお届けします。

イノーバさん、実は去年10月までは弊社が運営するコワーキングスペース、Lightningspotにいらっしゃいました。現在のオフィスも会議室を潰さないとスペースが作れないほどスタッフで溢れる状態で、ついに来月引っ越されるそうです。
まさに飛ぶ鳥落とす勢いですね!

就職後半年でフリーランスに

__佐藤さんがエンジニアになった経緯を教えてください。

高校生の頃パソコンで音楽を作りたくてMac買って。DTMのソフトとシンセサイザーをいじり始めたのが最初でしたね。当時はADSLも無くテレホーダイの時代でした。その頃にインターネットが面白そうだなと思って、大学進学する時に、経営にも興味があったんで、経営と情報を学べるところを探して、大学に入りました。ただ、大学の授業はほぼ役に立たなかったんで、プログラミングはほぼ独学でした。初めて書いたのは研究室のホームページでしたね。掲示板とか作ったりして。

大学卒業後は半年くらいベンチャーにいて、その間に、会社を辞めた人や友達から仕事が貰えるってのがなんとなくわかったので、もう辞めて独立しようって思ってそれからはずーっとフリーランスでしたね。
トータルでサラリーマン数年しかやってない。イノーバは1年くらいいますけど、かなり長いです。(笑)
フリーランスっていっても名ばかりですよ(笑)特定の人にばっか仕事貰ったり、いくつかツテはあったので。あと一社凄く良くしてくれている会社がずーっと切れずに仕事を出してくれましたし。

オフィスはスタッフでいっぱい!

イノーバのオフィスにて。スタッフでいっぱい!

__フリーランスになった大きな理由は?

最初の会社があまり給料あまり良くなかったんですよね(笑)。フリーランスの方が稼げるよねっていう。

でも、基本的に満員電車嫌いだし、今も自転車で通勤してますし、やっぱり会社員に比べると自由は自由なのと、緊張感があるというか。失敗したら後がないんですよね。法人だったら法人を倒せば済むことなんですけど、個人事業だと自分が倒れなきゃいけないんですよね。そのリスクが凄く大きくて、とはいえ知ってる人と仕事をしているので、その安心感はあるんですけど。最後のところで緊張感はサラリーマンとは違いますし、それと引き換えにそこそこいいお金を貰えていたので。あと大学院に行こうと思っていたので、効率的にお金を稼ぐっていう意味では良かったですね。

__フリーランスと会社員の大きな違いってなんですか?

フリーランスってやっぱり外様じゃないですか、一人でつくり上げるものもあるんですけど、チームで入っても結局外様なので意思決定も僕らはしないし、決まったものを作るっていう感じなので、そこはイノーバはやっぱり違いますよね。僕以外のメンバーも含めて皆で考えて作ってるので、楽しいのは間違いないとは思っています。

__フリーランスに向いてる人と向いてない人ってあると思うのですが、佐藤さんはどう思いますか?

やっぱり自己管理が出来ない人は無理ですね。僕の場合は自己管理というより、自分がちゃんとしないと行けないっていう緊張感。逃げるところがないっていう、それが突き動かしてて。恐怖がモチベーションになる。その引き換えにそこそこのお金を貰ってるっていうので。あと、先回りをするっていうのが得意だったので、先回りは常にしていましたね。

中小企業にも自分たちでマーケティングをして貰いたいと思って安いプライシングでやっています

__先日リリースされたCloudCMOですが、開発に苦労した点などを教えてください。

アクセス解析のところが一番大変で今も進めているところなんですが、管理画面を作りなおしたりして大変でした。

去年の8月にJoinしたんですけど、すぐにお客さんの導入が決まって。1人しかいないからサポートも含めて運用だけですぐに手一杯になっちゃって。でも開発も止められないから大変でした。
年明けになって何人かエンジニアを常駐で採用できるような状態になって、それで一旦4月にリリースの計画をおいたけど、社内の他のプロジェクトや運用改善のツールの開発で流れて、それで8月に。
ただ8月って、お盆休みとかあってプロモーションの時期として良くないらしく、それで駄目だってなって、結局9月になった。
アドテック東京(毎年開催されている世界最大級のデジタルマーケティングカンファレンス)の直前ギリギリに出したんですけど、アドテック出展の準備とかもあってドタバタしてましたね。

これまで営業的にプロモーションとかもかけてなかったので、僕がそんな事やってるってことも知られてなくて、たまにスタートアップのエンジニアやCTOの皆と飲みに行くと「なんでイノーバがエンジニアを採用しているのかわからない(笑)」とか「だってコンテンツ書くところですよね?」って言われて。「軽いCMS作ってるんだよねー」ってお茶を濁したりしてました(笑)

__反響はいかがですか?

良いですね。ありがたい事にお問い合わせはたくさん頂いています。まだまだシステム的には改善しないといけないところやわかりづらいところもあって、なんとかマニュアルでカバーをしている状況なので、もしわからないところがあれば、サポートチームは立ち上がっているので、問い合せして頂ければと思います。

__どういう業界からの問合せが多いですか?

まだバラバラですが、意外だったのはプロのブロガーさんからの問合せでした。
個人向けでは意図してなかったなかったんですけど、他のブログサービスは著作権とか自由じゃなかったりするので、そういう部分で興味があるみたいですね。他のCMSよりも操作画面などは簡単ですし。
あと、やっぱりIT系やスタートアップの方も反応が多いですね。

今後は「コンテンツマーケティングって何?」というところもサポートしていかないといけないなと思ってます。システム的にも出来るところはあるんですが、基本的な知識とかはちゃんとセミナーや勉強会なども用意しようと支度中です。中小企業にも自分たちでマーケティングをして貰いたいと思って安いプライシングでやっています。コンテンツ制作もお金があれば発注して頂ければいいとは思うんですけど、もし自分達でやりたいということであれば、設計思想としてはそっちに手段を置いて作っています。「書き方はどうするんですか」「どうやってネタを作るんですか?」「コンテンツマーケティングって何をやればいいんですか?」っていう、セミナーや教育とかも整備していかないと、システムだけ投げつけられてもっていうのもあると思うので。

エンジニアに細かい指示を出さない理由

__今後CTOとしてどうありたいかってありますか?

(プログラムを)書くのも好きだし、出来るかぎり書き続けては行きたいとは思うんですが、今僕が書くと、決めなきゃいけないことややらなきゃいけないことがあるので(笑)。もちろん出来るのを横で見ていくのも楽しいですし、いずれにせよモノを作るところからは離れるということは出来ないと思います。

あと、僕自身リーダーシップをとってガリガリ指示を出してやらせるタイプではないですし、僕から細々とした指示を出さないように心がけてはいます。

__それは何故でしょうか?

考えて欲しいんですよ。僕が考えた事だけを伝えてきってしまって、「これを作ればいいよね」って言う方がお互い効率がいいかもしれないんですけど、それで現場楽しいのかなってのもあって。それが楽しい人もいるかもしれないですけど、あまりそういう人はウチに来てほしくないってのはあって。お互いに言い合いながらやらないと多分いいものにはならない。神様が意思決定すりゃ間違いはないんでしょうけど、僕らも人間だし間違いはあるはずなんで、僕が必ずしも正しいとは限らない。そういうところも含めて、考えてコードを書いて欲しいですね。

__それはエンジニアが成長するために必要な事でもあるんですよね。

そうです。よく宗像と言ってるんですけど、マーケターがプログラミングを覚えるより、プログラマーがマーケティングを覚える方が圧倒的に早いんですよ。それをやってもらうためには、「マーケティングを実践するためにこういうものが必要です」「こういうデータを元にしてこういうマーケティングプランがあって仕組み化したら面白いんじゃないか」っていうのを皆で考えて設計できるようなチームにならないとスケールしないと。この先どんどん人を増やすのか今の規模をキープするのかわからないんですけど、増やしていっても耐えられるようにするには、自分で考えられる人材を今のうちに育てていかないといけないとは思います。

__佐藤さんの座右の銘を教えていだだけますか?

イノーバさん

とてもシンプルです。
考えるのは凄く大変な作業なので、色んな人の話を集約するプロセスってやっぱり凄いなと思います。

スタートアップには最適かもしれない

__PROsheetのような週2日の働き方について一言あれば。

PROsheet経由じゃないんですけど、たまたま仕事が空いたので週2〜3日くらいお手伝いしてくれているフリーランスエンジニアの方がいるんですけど、アウトプットは大満足しています。

週2日で最低限の収入が得られるのであれば、僕は人として駄目なのでダラけると思うんですが(笑)ちゃんとした人は有難いと思います(笑)

エンジニアが欲しいと思っている起業家が使うのもいいと思いますし、起業したいエンジニアも週2日外で働いて、残りの週5日自分の事業に充てられるのであれば、週5日って普通の一週間ですからね。

スタートアップとかだと(採用側として)使うのはアリですよね。最初2〜3ヶ月掛けてお金使って作りきるって言うのもやりたい事が明確にあればいいんですけど、スタートアップって2〜3週間とかでフラフラ話が変わるので、少しずつアジャストしながらシステム化する前にアナログでやってみるというのであれば、最初の事業をあげるときにはいいかなと思います。

インタビューは以上です。佐藤さん、ご協力ありがとうございました!
コンテンツマーケティングは私自身も今勉強中の分野で、非常に興味深く話をお聞きする事が出来ました。イノーバさんの今後に期待しています♪

「好きで活きて得意で稼ぐ」を支える。週2回の開発・デザインディレクションお仕事紹介

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