【エンジニア取材】レレレ代表取締役 山本大策さん

山本大策さん

「好きで活きて得意で稼ぐ」PROsheetブログの担当です。

今回は、CoffeeMeetingや最近はTimeTicketなどのサービスなどで話題の株式会社レレレ代表取締役 山本大策さんのインタビューをお届けします。

CoffeeMeetingが上手くいったから起業した

__プログラミングとの出会いはいつ頃でしょうか?

プログラミングを始めたのは社会人になってからなんですよ。2001年に新卒で銀行系のSIer(旧富士総研、現在のみずほ情報総研)に入社してSEをしていました。当初仕事でプログラムをかくことはなかったんですが、それが嫌で、お客様向けではなく部内向けのものを作る仕事をさせて貰って、そこでプログラミングを覚えたという感じですね。

山本大策さん

__SIerからベンチャーに転職をしたきっかけは何ですか?

2005〜6年頃からmixiとかそういうのに憧れたんですよね。僕もJavaでwebアプリ書いていたんですけど、なんか世界違うじゃんっていう、楽しそうで。自分が作ったものが何百万人の人に使われるみたいな、そういうのが。
それでフィードパスっていうRSSリーダーとか、社内ブログを作っているベンチャーに転職して、この頃から個人でサービスを作ることを始めたんですね、レンタルサーバを借りて公開してみたりして。それをマッシュアップアワードとかのコンテストに応募したりして受賞して自信をつけていく時代でした。

その後もう少し大きい仕事をやろうかなと思ってリクルートメディアコミュニケーションズに転職して、今度はマッシュアップアワードを運営する側に回って、いろんな人を動かすようなそういう企画を考えるというような仕事をやりました。あまりコードは書いていなかったんですけどね、その3年間は。ただエンジニアと接することがすごく多くて、彼らがどんどん生き生きしてきたんですよね。2011年あたりからスタートアップのインキュベーションプログラムがすごく増えて起業化しやすくなったりとか、少額の投資が増えているので。そういうのをやりたいなと思って自分でもう一度個人で作り始めたのが、CoffeeMeetingだったんです。まだリクルートメディアコミュニケーションズにいた頃に出したんですけど、思った以上に広がったのでじゃあこれで起業しようか、みたいな。そういう流れでしたね。

CoffeeMeeting

__起業後は順調に進みましたか?

そんなこともなかったですけどね。CoffeeMeetingはいま3万5千人くらい登録していただいて、実際のマッチングも2万5千件くらい行きました。今も使われていますけど、やっぱり会社としてやっていく上でマネタイズのようなものは作らなければいけなかったんですね、何個かやろうとしたのにうまくいかなくて、難しいなと思いました。その中で、CoffeeMeetingって実際やってみると1対1でお茶をして、雑談で終わる場合もあると思うんですけど、基本的には、(お仕事は)今何をしているんですか?という話をして、自分がその人のためにできることを、アドバイスとかをしたりするんですね。そういう利用がすごく多くて、その「人を助けたい」という気持ちが人間の根本的な欲求なんじゃないかなっていうのがあって、じゃあこれを主軸にした何かができないかということで作ったのがTimeTicketでした。

人を信じてみようよっていうサービス、TimeTicket

__TimeTicketも実際相談系というか、スタートアップ系の方が一番多いですよね。

最初はこうなると思っていました。けど、本当はこういう相談系とか寄付のチケットだけ切るのは面白くないなぁと思ったので、もうちょっと緩いやつも。例えば、散歩しましょうとかも面白いですよ。売れなくても、作るだけで面白いので。(笑)こんなん売ろうとしています!みたいな(笑)そういうのも結構チケット買われているんですよね。チャート見てると一週間くらいでホストになった方も100人以上いますね。

__フィーというのは?

30%いただいて残りの7割のうちユーザーさんが寄付率を決めて、残りの70%の中から10%を寄付しています。ユーザーも、CoffeeMeetingの一週間のときよりはついていますね。

__CoffeeMeetingだと構える感じがありますよね。

そうですね。僕も何度かお会いしましたけど、お金を払って会いに行くほうが、気が楽というか、お金を払わないで会うと、お互いに何かしなきゃいけないみたいな。お金を払うとホストのサービスを受けられるんだよねっていう形で行けるので。それはゲストの方も仰っていましたね。

__意外にもお金を使ったほうが楽っていうのも面白いですよね。

そうですね。ホストの方もお金稼ぎをしていると見られるのは嫌がると思うので。寄付100%の方も多いんですけど、まあそうなるとホストの方にとってもいいところっていうのが、自分で本気に会おうとしている人がわかるというか、この人、時間つぶしにきているんじゃなくて、自分に興味を持ってくれて千円とか出してくれたんだ、だったらちゃんと接しようっていうお互いにいいループが回っているような感じがするんですよね。そこはすごく発見でしたね。あとCoffeeMeetingだと「お茶を飲みましょう」がゴールなんですけど、もうちょっと色々なゴールがあってもいいんだよっていうことでこういうカテゴリを作ったら、思った以上にみなさんクリエイティブで、ぼくが想像していなかったようなチケットがガンガン出てきてですね。面白いですね。

TimeTicket

__今後どのように広げていきたいですか?

そうですね…今はこういうスタートアップ界隈の人たちが多いんですけど、もうちょっと広まるためにはそういった業界の方じゃない方にも引っかかるようなチケットができたらいいなと。それが何なのかは僕にも分らないので、ヒットするカテゴリというか、チケットのジャンルがあるんじゃないかなと思って、色々カテゴリを増やしたりしています。最初なかったカテゴリがあるんですけど、色々実験していますね。

__まだアーリーアダプターというか…

そうですね、それによっていますからね。これはまた、数か月たてば見え方が変わってくると思います。どうなるかわからないですけどね。まあ初期の盛り上がりで買われたり取引されているのを見るとこれが継続するかどうかわからないですね。
TimeTicketを作ると思ったときに、CoffeeMeetingの延長線上というのもあったんですけど、僕自身があんまりこういうプロのサービスに惹かれないというか、僕自身がお客さんになっても大勢の人にプログラミング教室をやっている人よりも、普通に仕事をしている人でプログラミングをやっている人に教えてもらいたいみたいなものがあって。
プロの仕事じゃなくてもいいので、自分のためにやってくれるという体験がこの中で生まれるとすごく楽しいと思うんです。時代が結構そういうのを求めているような気もしますね。やっぱり、日本のすごさというか、ホスピタリティがすごくあると思うので。なので、ホストができる人というのは潜在的にすごく多いんじゃないかという気はしてて、1週間やってみてまだクレームとかも来ていないので。ホストの方がちゃんと対応されているんだろうと思いますね。

弊社代表中川もTicket作りました!

弊社代表中川もTicket作りました!

__寄付金率も高いですし、みなさんの善意が見えるようなサービスですよね。

ほとんど善意で回っているので。人を信じないと作れなかったというか。昔のインターネットってそうだったんですよね。人はいいもんだよね~みたいな感じでやってたんですけど、最近は結構、うーん…もうちょっともう一回人を信じてみようよっていうサービスですね、これは。基本的にはCoffeeMeetingもこのTimeTicketも個人の可能性をちょっとだけ広げるサービスだと思うんですよね。「CoffeeMeetingで会った人に自分のことを話して勇気が出ました」「自分のTimeTicketを買ってくれてすごく良かったです」って言って貰えるような経験っていうのは、会社員だと会社の中の人として評価はされるけど、個人として評価されることってあまりないと思うんです。ウチのサービスを利用することで、自分の本当の価値に自分で気づけるすごくいい機会になると思うんですよね。なので、ぜひそういう体験をしてもらえるといいなと思います。

一日も休まないで一行でもいいので何かを作るっていうことが大事

__ほかにどんなサービスを作っていきたいですか?

そうですね、今後も色々やりたいなとは思っていますね。もうちょっと広がるようなものをやってみたいですね。世界向けに。日本だけにとどまらず。

__山本さんご自身、5年後10年後20年後の未来はどうありたいですか?

僕自身としてはあまりないですね。基本的にはサービスを作って提供していきたいというのは何かしらの形でやっていきたいですね。会社としてやるか個人としてやるかはわからないですけど、そういうのは趣味としてとか、仕事としてとかわからないですけど続けると思います。自分はそのタイプだろうなと思うので。

__エンジニアさんのキャリアだったりスキルだったりを磨いていくために大事な事ってなんでしょうか?

「一日一行」ですね。これができれば、いつかすごいものが作れるよ、ということですね。意外とこれができない人が多いので。一日も休まないで一行でもいいので何かを作る事が大事だと思います。世の中に出さなくてもいいので、一行でも書いていたら何か始まると思うんですよね、そこから。とても重要だと思います。

山本大策さん

__これから独立を考えている人に何か言えることとかありますか?

いろんな独立の形があると思うので、会社を作ってもいいですしフリーランスとして独立されるもいいですし、いろんな形があると思うんですけど、本質的に自分が何をやりたいかというところですよね。どういう形で自分が仕事をするのが一番イキイキできるのかとか、すごく大事だと思うので、それがもしかしたら自分が会社でやるよりも人の会社でサポートしたほうがいい人もいると思いますし、独立が全ての頂点じゃないんですよね。独立するのが向いている人もいれば向いていない人もいると思うので。そのタイプを見極めて行動するのがいいと思いますね。まあでも、一回やってみるのは全然問題ないと思いますけどね。それで判断すればいいんじゃないんですか、難しく考えず。

__起業してよかったことは?

やっぱり個人としての付き合いがすごく広がったというか会社にいる時よりもいろんな人と接することも増えたし、そういう意味ではこういうことを聞くならあの人みたいなのも増えたのでいろんな人と繋がれるのはすごくいいなと思います。関係性がフラットになるというか。

本業がありつつでもいいのが良いと思います

__最後にPROsheetについてはどう思いますか?

本業がありつつでもいいのが良いと思います。
ただ、ご自身がこういう形で起業されているのって将来的にどうなりたいかってところがあると思うんですけど、細く長く続く会社にするのか、一発当ててやろうっていう会社を目指すのかによって、PROsheetのようなサービスを使うかどうかって結構変わると思います。たぶんこれを使っていることは何かしらで起業して自社サービスで、みたいなものを考えている方が多いと思うんです。PROsheetさんを使う期限を自分で決めて、そこでとりあえずキャッシュをためて、かつ自社サービスもやりながら期間が終わった後は自社サービス一本でやるみたいなストーリーを作って使われるのはすごくいいんじゃないですかね。後は他のクライアントの仕事をするうえでいろんな技術とかを学べる機会とかにもなるので。
僕はクライアント側で使ってみたいですね(笑)

以上、山本さんのインタビューをお届けしました。山本さん、ご協力ありがとうございました!

TimeTicket、色んなカテゴリーがあり、眺めているだけでも楽しいです。近日中に私もチケットを買ってみようかな、と思っています^^

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