【エンジニア取材】コワーキングスペース茅場町Co-Edo代表田中弘治さん

田中さん
スキルアップの為にアウトプットしよう

「好きで活きて得意で稼ぐ」PROsheetブログ。
今回は、エンジニアの聖地とも称されるコワーキングスペース茅場町Co-Edoのオーナーでもあり、エンジニアでもある田中弘治さんのインタビューをお送りいたします。
田中さんのエンジニアとしてのこれまでとCo-Edo設立の経緯をお伺いしました。

田中さん

プログラミングを始めたのは社会人になってから

まず、パソコンとの出会いはすごく古くて、昔、PC6001というすごい古い何も出来ないパソコンを小学生の頃に親に買って貰って、それで遊んでいました。小・中学生の頃はBASICを本を読みながらやってましたね。

ただ、パソコンも高校の頃には飽きちゃって、大学時代もWindows95が出た頃でしたが、やっていませんでした。
そして社会人になって、会社でExcelを触ったときにものすごく衝撃を覚えたんです。
「なんて色んな事が出来るんだ」って、その時久しぶりにまたパソコンの面白さに気付きました。

初めて入った会社は中小企業の総務部門を支援する会社で、その企画部門にいた頃に、いろんな作業を自動化しようと考えて、ExcelVBAを独学で勉強して社内のサービスを作ったりしていました。
例えば、採用時の適正診断というサービスをやっていたんですけど、クライアント企業からFAXで送られてきた解答用紙の内容をシステムに入力すると採点結果が出て、それをFAXで送り返してあげるんですが、そのシステム入力が面倒だったので僕が作り直したりしました。その御蔭で、FAX1枚あたり1〜2分かかっていたのが、30秒以下で出来るようにしたんですね。
他にも色んなサービスのアウトプットを自動的に出せるような仕組みを作ったりしていましたね。

勉強会のおかげで仕事の幅が広がった

最初の会社の役員の人が独立して、引っ張られる形でついていきました。当時、趣味で始めたホームページがあって、そのホームページ内の機能をPHPで色々作っていったんですよ。それがWEB系のプログラミングを始めたキッカケになります。
全て独学だったんですけど、VBAの知識があったのでPHPも結構すんなり覚えらました。それで転職した会社でも「色んなサイト作れますよ」って提案して地域情報サイトを作って、その中でも色んなプログラムをかいていて、その時に色々スキルがついていきましたね。

その後、一旦ヤフーに入るんですけど、ヤフーも2年くらいで辞めました。
その頃には結構プログラミングの知識もだいぶついてきたんで、自分達でサービスを始めるくらいなら出来るだろうなということもあって。本格的に自分の時間の殆どをプログラムを書く時間にしたのもこの頃でした。

CakePHP

この頃まで独学だったんですけど、これくらいの頃から勉強会に行きだすようになったりとか、CakePHPっていうフレームワークのコミュニティの人達と色んな話をするようになった事がキッカケで、自分が所謂WEBエンジニアの入り口に立ったという感じですね。当時始めようと思ったサービスがうまく立ち上がらなかったけど食べていかなきゃいけないので、その時たまたま話があったWEBサイト制作の仕事をしているうちに、ちゃんとプログラマーとしてお金を稼げるようにいつの間にかなってました。
そんななか色んな話が紹介で入ってくるようになって、CakePHPの受託開発だけで仕事をずーっとしてたんですけど、それをやっていくうちに一人で受け切れない案件が出てきて、それをCakeのコミュニティの他の人達とやるっていう、そんな事に発展してきて、仕事の幅が広がるようになりました。

コワーキングスペースをやって良かった

ようやく会社としてもなんとかやっていけるようになった頃、下北沢のオープンソースカフェに行ったことがキッカケでコワーキングスペースの魅力を知って、その1年半後くらいに自分でもコワーキングスペースをやろうと思い始めました。

当時の事務所のスペースが4坪くらいで凄く狭かったんですけど、仲間と開発していると一緒に働くスペースが欲しいなと思ったり、事務所の移転の時期だったこともあって広めのスペースを借りることになりました。

ずいぶん悩んだんですけど、不動産サイトを見てるとコストパフォーマンスがいい物件もあるって事がわかって。本当は秋葉原とか新橋とかそれなりに人が多いところでやるのがいいんだろうと思ってたんですけど、もうその頃には茅場町でいいんじゃないかなと思ったんですね。自宅にも近いし元のオフィスも茅場町だったりして。
どうせコワーキングスペースなんてどこでやろうが儲かんないし、まぁ儲かるところは場所じゃなくて他の要素が比重として大きいかなとも思ったんですね。

Co-Edo

名前はCSS Nite主宰の鷹野さんにつけていただいて、
Coworking + Education + Office
でCo-Edoという意味を含めています。

コワーキングスペースを始めて苦労した点はたくさんありました。でも今から考えると、そのほとんどは事前にやるかどうか迷った時にあれこれ考えてシミュレーションされていた感じです。
ただ勉強会で人を集めれば、普段のコワーキング利用が全然なくてもなんとかなるんじゃないかと思って。
運営は大変ですけど、イベントはやらないと勿体無いとすら思っています。

基本的に借りてすぐにオープンさせたんで、一応初月含め(フリーレントの期間を加味しても)全部の月プラスです。水道光熱費が払えるくらいはあって一応死にはしないんですけど、それだけだと自分が食べていけないので、受託開発は続けてました。

受託開発を続けてて良い方に裏切られたというか、思っていた事が実現しそうになって嬉しかったのは、去年の冬から始まったCo-Edoエキスパートソーシングの取り組みです。
Co-Edoのユーザーとプロジェクトをマッチングさせるっていう仕組みなんですが、それが回り出した。Co-Edoが色んなエンジニアやそれ以外の人も集まるスペースになって、それがフィードバックし始めました。

自分の人件費も出てない場所なんで、それがあるおかげでコワーキングスペース茅場町Co-Edoは運営ができているっていう状態になりました。
当初は家賃代を稼いでも貯金はどんどん減っていくんで、精神的にも大変でしたけど。

周りの人達が一周年の企画をサプライズでやってくれたり、150人以上のメッセージを集めてくれたことも、本当に嬉しかったですね。
普通に会社を作ってたら一人の会社だしそんな経験が出来ないですし。コワーキングスペースをやっててやって良かったなぁって思いました。

田中さん自身とCo-Edoの未来

開設した当初からですが、Co-Edoを閉じることがないように「いつ来ても使える」っていう状況を作るために、なんでもしなきゃなと思っています。
収益も大事で、ドロップイン中心のコワーキングスペースは経営が本当に大変なんで、勉強会などのイベントやエンジニアがより使いやすい仕組みを作っていかないといけない。
アルバイトや、協力してくれる方はもっと増やしていけたらなと思います。

元々Co-Edoを始めるときに仮で作った理念があって、それは
「コワーキングスペースにかかわる人達を物心両面で豊かにするように支援する、やっていく」
というもの。

コワーキングスペースにきてもらえれば利用者同士で繋がったり、苦手な人をアシストしたりっていうのは出来るんですけど、更にプラスがあれば、利用者がもっと増えると思っているので、その仕組みをもっと形作っていかなきゃいけないなと思っています。
そいういう意味でCo-Edoエキスパートソーシングも、もっと色んな人が豊かになるための仕組みにしていくっていうのが課題だと思っています。
困ったことがあればCo-Edoに相談しようと思って貰えるし、良い話や良い繋がりが出来るというふうにしていきたい。

去年一年間で下地が出来たので、それを活かした形で恩返ししたいなと思ってます。

そして5年後、そして10年後20年後には、世の中に役立つサービスをCo-Edoをキッカケとして自分自身で生み出して行きたい。
そしてCo-Edo発で世界的に有名になるサービスが生み出せるといいなぁと思っています。それは僕じゃなくてもいいし、その支援の方が自分は合ってるのかなと思えてきました。

勉強会は積極的に参加しよう!

田中さん

スキルアップの為にアウトプットしよう

自分を振り返った時に、分岐点になったのが、勉強会に行きだしたとかブログを書きだしたとかコードをGitHubで公開しだしたっていう事だったんです。
それまでは、恥ずかしがって、そういう事が出来なかったんです。間違った事をいったりして、自分より出来る人から「こいつはこんなことしか出来ないんじゃないか」と思われるんじゃないかみたいな思いがあったんですよね。

でも、自分よりも上の人もわんさかいるし逆に経験のない人もいるんですね。自分がやった事を求めているってことも気づいたんです。自分がアウトプットする事で人の役にも立つし、自分より出来る人は、間違ってたら指摘してくれるし、良いやり方も教えてくれたりして色々教えてくれるんです。
つまり、何かを恥ずかしがらずに出せはそれでフィードバックを得られるんです。
みんながブログ書いたほうがいいっていうのはそういう事なんだって気づいた。

それをやり出してからは自分のスキルがついてきたし、勉強会ってシステムはエンジニアにとって本当に良いシステムだなぁと思います。
勉強会は仲間が見つかるし、参加するだけよりを発表した方がいいです。LT(LightningTalk)しましょう。
発表するとやっぱりブログと同じで色んなフィードバックも得られたりするし。
僕は懇親会で話しかけるのは苦手なんですけど、LTしてると色んな人から声を掛けられるので交流が楽なんです。
更に主催者になってしまうともっとそいういうのがやりやすくなる。
参加者でいるし発表したほうがいいし、発表するなら主催者であったほうがいいし、僕にとってはコワーキングスペースの運営はその延長線上なんですよね。

一回でもいいから勉強会に参加したり発表したりブログを書いたほうが世界が変わると思うし、勉強会もブログもGitHubにコードをアップするにしても何かに対するアウトプットだと思います。ぜひ今日からやって欲しいなと思います。

PROsheetのサービスについて

エンジニアって全体的に人材が不足しているうえ、今後ソフトウェア開発の必要性って増えることはあっても減ることはないと思います。
他の職種と比較して、より多様な働き方が可能な職種といえるかもしれません。
そういう意味ではフルコミットの常駐いがいの働き方というのが今後は一般的になっていくような気がするので、エンジニアが働きやすいPROSheetの取り組みは広まってほしいと思っています!

以上、インタビューへのご協力ありがとうございました!

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