LPIC-3 303試験を受験する人の中には、勉強方法を知りたい方もいるのではないでしょうか。勉強方法を知ることで勉強効率を高められるので、知識の習得スピードを高められたり、勉強の負担を和らげたりできます。そこで、今回はLPIC-3 303試験対策におすすめの勉強方法をご紹介しますので、興味のある人は参考にして下さい。
Contents
LPIC-3 303とは?
LPIC-3 303試験とは、LPI-Japanが主催し、セキュアなシステム設計やサーバー構築ができる知識を試す試験です。
試験の概要
LPIC-3 303試験の出題数は約60問で、試験時間は90分です。実施方式はキーボード入力を含むCBT方式が採用されています。LPIC-3 303試験では実技や面接は行われません。
試験日や会場は自由に選択することができます。また、合格発表は試験終了後すぐに行われますので、その場で合否を知ることができます。
合格率
LPI-Japanでは、LPIC-3 303試験の合格率を公表していません。そのため、正確な合格率を知ることはできないでしょう。
難易度
LPIC-3 303試験の難易度は比較的高いと言えそうです。LPIC-3はLPIC試験の中でももっとも難易度が高く、上級者向けの試験となっています。また、認定を得るためには有意なレベル2の認定が必要となるため、初学者では取得を目指せない資格と言えるでしょう。
LPIC-3 303取得にむけた勉強方法の紹介
独学で勉強する人は、認定用教材や参考書、実機や問題集を活用することをおすすめします。ここでは具体的に勉強方法を詳しく解説していきますので参考にして下さい。
問題集ベースで勉強する
基本的にLPIC-3 303試験の勉強は問題集ベースで行う人が多いです。LPIC-3 303の認定には、レベル2の認定を得ている人が多いため、基礎知識を習得する必要がない人もたくさんいるでしょう。そのため、問題集から勉強できる人も多く、問題集ベースで勉強していくことをおすすめします。
まずは問題集を一通り解き、どのぐらい正解できるか確認をします。また、間違えた問題は繰り返し解説を読んだり、認定用教材を活用したりして理解するようにしましょう。
実機を使って勉強をしよう
実機を使って勉強することで、実機でしか得られない知識を習得できます。また、文字を読んで勉強するよりも実機を使うほうが理解しやすく記憶に残りやすいため、勉強効率をアップさせることができます。
実機で勉強するためには、まずパソコンに仮想環境を準備してCentOSをインストールする必要があります。CentOSをインストールできたら、SELinuxやSSHの設定ファイルを編集してみたり、メール機能のファイルをチェックしたりすることで、実機を使った勉強をすることができるでしょう。
問題集で総仕上げをする
問題集を解いたり、実機を操作したりして知識を習得できたら、最後に総仕上げとしてもう一度問題集を解き、間違えやすい問題や苦手分野を確認するようにしましょう。苦手な問題や間違えやすい問題はチェックしておき、試験前に復習しやすいようにしておくことをおすすめします。
認定校を活用しよう
LPIC-3 303試験の難易度は高く、難しい試験なので、独学で合格する自信がない人もいるのではないでしょうか。独学で合格することが難しいと感じる人は、認定校の利用をおすすめします。認定校は日本の主要都市に設けられており、LPIC-3 303試験を受験する多くの人が通えるようになっています。特に東京都には認定校が多く、東京都に住んでいる人は通いやすいでしょう。
しかし、各都道府県に認定校が設けられているというわけではありません。そのため、LPIC-3 303試験の受験を検討している人の中には通えない人もいるでしょう。LPI-Japanのホームページ から認定校が設けられている場所を確認することができるので、独学に自信がない人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
LPIC-3 303合格までの勉強時間の目安
LPIC-3 303試験の勉強をスタートさせようと思われている人の中には、合格にはどのぐらいの勉強時間を確保したほうがいいのかあらかじめ知っておきたい方もいるのではないでしょうか。LPI-Japanによれば、LPIC-3 303試験合格に必要な勉強時間の目安は、約半年〜1年となっています。そのため、できるのであれば、最低でも約半年は勉強することをおすすめします。
LPIC-3 303試験におすすめの参考書&問題集
LPIC-3 303試験勉強に、参考書や問題集を活用したいという方も多いでしょう。ここでは、LPIC-3 303試験勉強におすすめできる参考書と問題集をピックアップしますので、購入して勉強に活用されてみてはいかがでしょうか。
・Linuxセキュリティ -LPIC303/LinuC3-303 Version 2.0 対応
LPIC-3 303試験の認定用教材で、多くの受験生から選ばれている参考書です。LPIC-3 303試験の出題傾向に沿った技術解説だけでなく、実務で使える技術の紹介も行ってくれているので、受験対策だけでなく、実務で使えるスキルも学べます。
LPIC-3 303試験の認定用教材は上級者向けなので、少し難しさを感じる人も少なくないでしょう。難しいと感じる人は、本書のような入門書を購入して基礎知識を習得してから認定用教材で勉強することをおすすめします。本書はLinuxサーバーセキュリティの基礎知識を中心に解説してくれます。そのため、LPIC-3 303試験対策勉強に活用できるでしょう。
・徹底攻略LPI問題集Level3[303/304]対応 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)
本書はLPIC-3 303試験と304試験の問題を収録してくれる問題集です。全部で320問も収録されており、問題数が充実しています。そのため、本書を購入すれば問題集対策をしっかりと行うことができるでしょう。
資格を取得したら、腕試しをしてみませんか?
LPIC-3 303試験勉強をして、無事に合格することができたら、どのぐらいスキルが身に付いたのか、腕試しをしみてはいかがでしょうか。腕試しをする際は、お仕事に取り組みながら腕試しをすることをおすすめします。
お仕事に取り組みながら腕試しをしたい人は、PROsheetやLancersTopの利用をおすすめします。PROsheetやLancersTopには、システム設計やサーバー構築案件が数多く紹介されています。そのため、お仕事に取り組みながら腕試しをしたいLPIC-3 303試験合格者には利用しやすいサービスとなっています。さっそくPROsheetやLancersTopにアクセスして、腕試しをするために案件に応募してみてはいかがでしょうか。
まとめ
LPIC-3 303試験の勉強には問題集や実機を活用することをおすすめします。また、知識を補うために、参考書や認定用教材を準備しておくと勉強しやすい環境を整えることができるでしょう。