LPIC-3はエンタープライズレベルでの仕事ができる技術者を認定するために行われている資格試験です。LPIC-3には300、303、304の3つの試験がありますが、その中でもLPIC-3 300に挑戦しようと思っている方もいるのではないでしょうか。レベルの高い試験となっており、難易度は高めに設定されているので、合格のためには参考書などを使ってしっかりと対策する必要があります。今回はLPIC-3 300の試験の特徴や合格のために活用した方がいい参考書と問題集のご紹介をしたいと思います。
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LPIC-3 300試験の特徴
LPIC-3 300の試験では、Linuxを使ってエンタープライズレベルの大規模システム構築やコンサルティングができるLinuxのプロフェッショナルの能力を確認することができます。
LPIC-3 300に認定された場合、Linux、Windows、UNIXの環境でのシステムインテグレーションやトラブルシューティングができる人と評価されますし、冗長構成でLDAP、OpenLDAP、Sambaを使ったシステムや認証サーバを構築できると評価されます。
LPIC-3 300はエンジニアにとって必要不可欠となる資格試験ですが、受験するためにはレベル2の難易度に合格することが条件となります。レベル2の認定を受けていないという方は、まずはそちらから参考書や問題集を使って対策し、挑戦するようにしましょう。
LPIC-3 300を受験する際には、32,400円の受験料が必要です。1試験あたりの金額なので、レベル3の認定を受けるためには合計97,200円の受験料を用意しなければなりません。
LPIC-3 300の出題形式はコンピュータによるCBT方式となっています。すべて選択問題となっていますが、多少キーボード入力問題も出題されるので、参考書や問題集を使って対策しておきましょう。出題数は全部で60問となっており、90分以内に解かなければなりません。比較的時間が短くなっているので、時間切れとならないように参考書などを使って事前に対策してください。
LPIC-3 300を受験する際には、全国各地に会場がありますので、近い会場に試験の申込をしてください。
LPIC-3 300試験に合格するために必要な勉強時間の目安
LPIC-3 300に合格するためには、人それぞれ勉強時間は異なりますが、参考書や問題集をしっかりとやって対策をする場合は3か月程の時間があれば合格基準を超えられると言われています。難易度が高い試験となっているため、それなりに勉強をしなければなりません。1日1時間勉強する方なら、合計で90時間以上は必要となります。しかしあくまでも目安なので、参考程度にしながら参考書や問題集を使った勉強を進めてみてください。
LPIC-3 300試験合格に役立つ参考書&問題集
LPIC-3 300の合格に向けて参考書や問題集を探している方も多いのではないでしょうか。実際に参考書と問題集を集中して勉強すれば合格基準を超えられる可能性があると言われているので、これからLPIC-3 300の勉強をする方は試験に役立つ参考書と問題集を購入した方がいいでしょう。では、具体的にオススメの参考書と問題集を紹介するので、探している方は参考にしてください。
LPIC-3 300のために作られた参考書です。Linuxのカリスマ講師が執筆している参考書となっているので、分かりやすく、勉強しやすいのが特徴的です。これからLPIC-3 300を受験しようと思っている方にはピッタリな参考書なので、参考書の選び方で迷っている方は、まず「Linux教科書 LPICレベル3 300試験」をチェックしてみてください。
・徹底攻略 LPI問題集Level3[300]対応 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)
LPIC-3 300の対策を1冊の参考書で行いたいと思っている方にオススメなのがこちらのテキストです。参考書と問題集がセットになった内容となっているので、分からない部分は解説付きの参考書をチェックできますし、実践形式に慣れるために問題集を解くこともできます。両方に対応している参考書なので、1冊で対策できる参考書を探している方にはオススメです。
・Samba+OpenLDAPサーバ構築-LPI300/LinuC-3 300 ver.1対応-
公式サイトから購入できるLPIC-3 300に対応している参考書です。演習用のDVDも付属しているので、より理解力を深められるのが特徴的です。認定テキストとなっており、信頼できる参考書なので対策をしたい人は購入を検討してみてください。
LPIC-3 300のために作られたWeb問題集です。無料で挑戦できますし、内容も充実しているのが特徴的です。参考書を使った勉強を終えたら、あとは問題集を使った勉強が大切になるので、できる限り時間をかけてしっかりと対策をしましょう。
LPIC-3はこんな人にオススメ!
LPIC-3 300、303、304の3つの資格を取得するとレベル3を取得することができますが、そもそもLPIC-3はどんな人にオススメなのでしょうか。取得した方がいい方について紹介したいと思います。
転職や就職を成功させたい方
LPIC-3は難易度も高く、合格するためには参考書と問題集を使って長い時間勉強しなければなりません。認定までは苦労しますが、全て合格できればLinuxのプロフェッショナルや専門家として認められるため、就職や転職で役立つこともあります。将来的にLinuxを扱う企業に就職や転職を考えている方は、レベル3の認定に向けて対策をしてみてはいかがでしょうか。
出世をしたいと思っている方
出世をするためには必ずしも資格取得が全てというわけではありませんが、資格があればスキルを証明することができるので、出世できる可能性も高くなります。特にLinuxを扱う現場で、レベル3の認定を受けている方なら、専門的な知識がある方だと認定されます。指導することも可能になるため、出世できる可能性は高くなるでしょう。
資格を取得したら、腕試しをしてみませんか?
LPIC-3 300は取得するまでに参考書や問題集を使って相当な勉強をしなければならないので大変ですが、無事に取得することができ、レベル3の認定を受けることができたら様々な場面で活躍することができます。特にその中でも多いのがフリーランスとして腕試しをする方たちです。フリーランスと聞くと大変なイメージがありますが、ここ最近ではPROsheetやLancersTopなどのフリーランス向けにLinuxの案件を紹介しているサービスも登場しています。案件はその他にもたくさんの種類がありますが、これらのサービスがあれば比較的簡単に腕試しができます。自分で新たにフリーランスとして挑戦をしてみたいと思っている方は、資格を取得したら挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はLPIC-3 300に合格するために必要な参考書と問題集を紹介しましたが、参考書と問題集の選び方を間違えなければ効率よく勉強ができるので、合格出来る確率もアップします。ここで紹介した参考書と問題集は勉強に役立つものとなっているので、できれば活用することをオススメします。