徳弘佑衣さん
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商社営業からエンジニア、そして起業へ−女性初登場!徳弘佑衣さんインタビュー

 
「好きで活きて得意で稼ぐ」PROsheetブログ担当のたぐちです。

本日は、初の女性エンジニアインタビュー!
オリジナルiPhoneケース作成アプリ「DesigningCase」などを展開する株式会社デコレーションカンパニー代表取締役の徳弘佑衣さんのインタビューをお届けします。

分かり易いスキルが欲しくてプログラミングを始めた

__エンジニアになったキッカケを教えてください。

私経歴が変わってて、新卒で入ったのは商社で営業職についていて、それこそコーヒーの輸入をやってました。原料の輸入と販売を。最初は趣味という形でプログラミングを始めたんですよ。というのも、新卒で働き始めた会社が、凄くルールが細かい会社だったんですよ。そういうのばっかり覚えていて自分のスキルが上がってるっていう実感があまりなくて、これって会社辞めたら0スタートっていうか、もちろん一般常識とか営業スキルはあるとは思うんですけど、そういった焦りがあって、分かり易いスキルが欲しいなってのを思ったんですよ。それで勉強しようと。大学も文系ですし、そういった方向の人間じゃないんですけど。2010年頃ですね。

当時は「アプリで副業」とか「アプリで一括千金」とか「灘中の中学生がアプリを作った」そういう記事が出たりとか話題だったんですよね。それこそ「バックグラウンドがない中学生でも出来るのであれば、やってみようかな」と。そういう記事に踊らされてやり始めたんですよ(笑)。

__それでiOSのプログラミングを始めた、と。順調に習得出来たんでしょうか?

いやいや(笑)。難しかったですよ(笑)、正直舐めてかかってたなってのはありました。

__本のタイトルって凄く簡単に出来そうな感じに書いてあるじゃないですか、誰でも出来る、みたいな。

そうなんですよ。簡単にそれっぽいのは出来るんですけど、そこに自分のやりたいことを入れていくってなると、がっちりプログラミングじゃないですか。そうなってくると「もう!」って感じなんですけど。

徳弘佑衣さん

__自分で思ったものをかけるようになるなるまでにはどれくらいかかりました?

丸2年くらいですね。(商社の)仕事しながら。

__やり続けるのが凄いと思うのですが、やっぱり最初に仰った「分かり易いスキルが欲しい」という想いが強かったんでしょうか?

そこから始めたんですけど、途中からはこれで食べていけるようにして、会社を辞めたい、と。出来るだけ早く辞めたいと思って(笑)。このレベルまでいったら辞めようというのは自分の中で決めていて。それこそMacも触ったことがなかったんですけど、丸1年で取り敢えず今やってるiPhoneケースのアプリをリリースして、もう酷い、凄くショボかったんですけど(笑)、それをリリースして、次の1年でそれを改良していって、感じですかね。

__で、実際丸2年経ってからは会社を辞めたんですか?

そうです。3年目に辞めました。

自分が欲しいiPhoneケースがなかったから始めた

DesigningCase

__今やってるiPhoneケースアプリ、これを取り組んだキッカケって何でしょうか?

プログラミングを始めた4〜5年前って当時iPhoneケースって少なかったんですよ。今は凄いですけど(笑)。1,980円とかで家電量販店に置いてある無地のケースを取り敢えず買いはするんですが、これをもっと可愛く出来ないかなというのがあって。オリジナルで作れる業者もたくさんあったんですけど、Illustratorで入稿しないといけなかったり普通の人が出来ないというのもあって。単純に自分が欲しかったというところですね。そういった印刷屋さんに電話で聞いたりしていて、案外これって作るの安いぞっていうのに気付いたんですよ。本体代と印刷代で。で、これ面白いかもしれないと思って。

__実際安いですもんね、競合に比べて。オリジナルでやろうとするとかなり高くつくし、市販のケースも結構2〜3,000円くらいしますよね。

一番最初に作ったのがサラリーマンだった時で趣味みたいな感じで、まさか起業するとは思ってなかったんで、安く設定してしまったんですよね、何も考えずに(笑)

__競合アプリもありますが、御社のアプリの優位性はなんでしょうか?

今までは、印刷屋さんが外注を出して作らせているっていうのが多かったと思うんですけど、アップデートしてないとか、新しい機種に対応してないというのが多かったと思うんですけど、印刷屋さんベースじゃなくて、システムベースで作っているのは優位性がありました。あと、完全にサポートだけの人間をつけているので、よくお客様にレビューに書いて頂くんですけど、「対応が丁寧で安心出来る」「変更など細かい事にも対応してくれる」とか、細かいサポートが出来るというのがあります。

__iPhone5から6のような新しい機種が出た時の対応ってすぐ出来るものなのでしょうか?

だいたい発表の一ヶ月前くらいには情報が出回っていてケースも出来上がってるんですよ、モックとかも。なので早い段階で、ざっくり作っておいて、発表があって確定したら、Goって感じですね。

__そういう新しい出始めの時期ってケースが更にかわいくない時期じゃないですか?でも仕方なく買っちゃうんですよね。

そうなんですよね。今回のiPhone6はかなり早く対応して、プレスリリースも打ったおかげで、結構初動凄かったですね。「みんなこんなに6を買うんだ、ていう(笑)」

エンジニアとしてもこれから成長していきたい

__今やってるケースのアプリ以外だとどういったものがあるんですか?

(iPhoneケース制作アプリで)オンラインのスキームが出来たので、色んなクリエイターさんとコラボして、こんな感じで壁紙と同じ柄のiPhoneケースが買えるっていうサービス「DesignersBank」をやっています。

DesignersBank

__今後やっていきたいことは?

DesignersBankを大きくしたいですね。クリエイター増やしたり、個人の作品が量販店に並べられるようなスキームを作れたらいいなと、漠然ですが考えています。

__近々でアップデートする情報があれば教えてください。

バージョンアップして手帳型も出来るようになります。今はこれが主流になってきているんですが、同じようなアプリもたくさんあっても、手帳型が出来るところは無いので。

手帳型のiPhoneケース

__大きなスパンでのご自身そして会社の将来像的なものはありますか?

所謂起業家さんて会社を大きくしたいとか百億規模の会社を、とか思うと思うんですけど、そういうのはなくって、今の規模感で(Max12名くらいで)、作りたいものを作って、それがちょっと世間の人達に認知されれば嬉しいなと、人の役に立てれば嬉しいなと思っていますが、今は取り敢えず現状維持です(笑)。会社を続けていくことが一番大事なので。

__エンジニア起業家の場合、会社が成長するにつれてコードをかかなくなる方も多いですが、いかがですか?
現在はどうですか?

今でも書いてますね。Objective−Cだけですけど、全部で自分で作って書いてるってのもあって直すのも自分でやるのが一番早いんですよ。結構汚いなと思うところも正直あるので、今出てるものについては自分でやってます。Objective−Cしか出来ないんですけど、今後Webとかを派生させていった時には悩みどころで、そもそも手に職をつけたいところから始まったので、子供を産んだ後とかのことを考えると、他の言語もやっておいたほうがいいのかな、というところで揺れてますね。

__エンジニアとしてこうしていきたいってのはありますか?

普通、この業界にいる人って会社に何年もいてひと通りの言語を研修でやってっていう人が多いと思うんですけど、私の場合は入り口がそうではないので、よく(コワーキングスペース茅場町Co-Edoオーナーの)田中さんにも言われるんですけど、「なんでそんな事も知らないの?」っていうのが(笑)。

__でも、初心者でも頑張ればキャリア的にステップアップ出来るっていう、徳弘さんご自身がそういうロールモデルになっていけば良いのかなとも。

そうですかね。今そういうのを今必死にいっこずつ、「すいません。分からないので教えてください。」って埋めていってます。

__Co-Edo(拠点にしているエンジニアが多いコワーキングスペース)にいらっしゃる方、皆さん優しいですよね。

教えてくださるし、語ってくださいます(笑)。今後はそうやって足りない部分を埋めていきたいっていうのと、食べていくためには、まだObjective−Cって単価も高いし食べていけると思うんですけど、そこのスキルを伸ばしながら他の言語もちょっとずつ底上げをしていって3年くらいかけてやっていきたい。

__エンジニアとしてもレベルアップしていきたいということでしょうか?

わかりやすく武器になるものが必要というのは起業してからも感じたので。

__現在もご自分の会社以外の仕事もやってるんですか?

今も頼まれたらやるって感じですね。自分の足りないところがわかるし良い勉強になるので、積極的に入れるようにしています。

__では最後にこれからプログラミングをやってみようと思っている女性に対してのメッセージをお願いします。

ハードルが高いと思っている人が殆どだと思うんですよ。文系には難しいとか。今は決してそんなことなくて、ツールもたくさん出ていますし、それなりのものはすぐ出来ると思うので興味があったらぜひやってみてください。

取材協力:コワーキングスペース茅場町Co-Edo

以上、徳弘さんのインタビューをお届けしました。ご協力頂いた徳弘さん、また取材場所を提供していただいたコワーキングスペース茅場町Co-Edoの田中さん、ありがとうございました。

たぐちゆうき

たぐちゆうき

PROsheet ブログのメインライター。 エンジニアの皆さんの「好きで活きて得意で稼ぐ」を応援します!

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